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物価高でも食費を守る。節約のプロが割り切った“3つのこと”「頑張りすぎてた…」「気持ちがラクになる」

働く・学ぶ

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2025.11.11

節約生活スペシャリストの三木ちなです。スーパーへ行くたびに、「また値上がりしている……」とため息が出てしまう人も多いはず。そんな厳しい状況でも、食費のやりくりを諦めるわけにはいきません。物価高の今、家計を守るためにわたしが「割り切っている3つのこと」をご紹介します。

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特集:40歳から知っておきたい「お金の知識」

1.おかずは2品でもいい

諦めたこと①おかずは2品でもいい出典:stock.adobe.com

献立を考えるのって、意外と頭を使いますよね。自炊は食材費がかさむだけでなく、手間と労力もかかります。自炊を続けるには、無理しすぎないことも大事です。
そのため、わたしは一汁三菜を守っていません。「おかずは2品でいい」「汁物は余裕があれば」と割り切るようになってから、気持ちがラクになりました。
野菜とお肉をたっぷり使った炒めものなど、メインのおかずで栄養とボリュームが出せればいいんです。今の時期は、具だくさんの豚汁やカレー、シチューなどがあれば、サラダをつける程度でOK。足りなければ、冷ややっこなど簡単な副菜をつけます。
品数にこだわるのをやめたら、ムダな買い物が少なくなったうえに食材の使い残しがなくなりました。自炊の手間が省けて外食に頼る回数も減り、家計にプラスです。

2.ときには惣菜で「中食」に切り替える

諦めたこと②ときには惣菜に頼って「中食」にする出典:stock.adobe.com

毎日すべて手作りしようとすると、食費だけでなく時間や気力まで削られてしまいます。ときには、「おかずは惣菜でいいや」と割り切る日があってもいいです。
わたしは近所の精肉店でチキンカツなどの揚げ物を買い、味噌汁・サラダ・ごはんだけを用意することが多いです。値段も手頃でおいしいので、疲れたときの定番メニューにしています。
またスーパーへ行かない分、余計な買い物を防げるメリットもあります。近くに惣菜店がない方は、コンビニのレジ横惣菜を利用するのもおすすめです。

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3.メニューは2日同じでもいい

諦めたこと③毎日違うメニューを作らなくてもいい出典:stock.adobe.com

以前は、毎日違うおかずを作ったり、子どもたちの給食の献立と被らないようにメニューを考えたりしていました。でも、節約しながら子ども3人の給食と同じおかずを避けるのは、かなりの負担。毎日の夕飯づくりのストレスがものすごかったんです。
あるとき、夫に言われた「頑張らなくていい」「毎日同じだっていいんだよ」の一言で、肩の力が抜けました。「昨日と同じじゃ悪いかな」と思うのはやめ、今は同じメニューを2~3日続けて食べることもあります(笑)。
カレーや豚汁、おでんのような煮込み系メニューなら、2日連続は当たり前。2日続けて同じ料理にすることで、食材を無駄なく使い切れるうえ、自炊の手間がぐんと減りました。

苦しい時期だからこそ頑張らない

物価高で毎日のやりくりが大変な今、さらに自分を追い込む必要はありません。「どうやったら手を抜けるか」「自炊はするけれどラクしたい」ことを優先すると、食費も気持ちもぐっと軽くなるはず。頑張りすぎず、自分に合ったペースで。無理をしない節約こそが、物価高を乗り切るコツです。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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