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12月は食費がはね上がる!今日からできる“予算管理と節約テク”「早めがカギ」【お金のプロ解説】

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2025.12.02

冬休みやクリスマス、年末年始とイベントが多い12月は、食費がかかりがちです。なんと12月は、1年間で一番食費高くなる傾向があります。今回は、月別の平均食費をチェックしながら、上手に節約する方法を考えていきましょう。

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12月の平均食費はいくら?

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まずは、12月の平均食費をチェックしていきましょう。総務省の家計調査によると、2人以上世帯の2023年と2024年の12月の平均食費は、以下の通りとなっています。

  • 2023年12月:108,101円
  • 2024年12月:113,566円

2024年の場合、1月から11月の食費は8万円~9万円台となっており、最も低かった2月の平均食費は82,072円でした。それに比べて、12月の食費は113,566円となっており、一番低かった2月よりも、3万円以上も高くなっています。

クリスマスや年末のイベントがある12月は、1年の中で食費が高くなる傾向が見られます。昨年の家計簿などが確認できる場合は、ご家庭で12月にどれくらい食費を使っていたのかを見直してみましょう。

12月の食費を大幅に下げるポイント

買い物中の女性出典:stock.adobe.com

12月の食費を抑えるためには、綿密な食事計画や、予算を立てるのがポイントです。節約する方法をチェックしていきましょう。

  • クリスマスや年末のイベントの食費は予算を先に決める
  • 予算内で作れるメニューを考える
  • ケーキは市販のスポンジを活用して手作りする
  • チキンやステーキ肉は、安いときにあらかじめ購入して冷凍しておく
  • 食費を下げつつ、テーブルコーディネートを工夫して特別感をアップ
  • ふるさと納税を活用する
  • 子どものお菓子や大人のビールは、ディスカウントショップや業務用スーパーを活用する

クリスマスや年末のイベントでの食事は、あれもこれもと色々と食材を買ってしまうケースがありますが、まず買い物に行く前に、予算とメニューを決めておくのがポイントです。必要な食材と量を把握しておけば、買い過ぎや無駄遣いを防ぐことができます。

高級食材出典:stock.adobe.com

また、クリスマスの時期や年末は、お肉や海鮮、果物などの高級品もスーパーに並びます。ついつい、いつもよりも高くていいお肉やお刺身を買いたくなりますが、予算内におさまるように、無理をしないようにしましょう。事前に安いお肉を冷凍しておいたり、いつもの食材でも盛り付けやテーブルコーディネートを工夫することで特別感を出すのがポイントです。

2025年のふるさと納税の枠が余っている場合は、返礼品として食材やビールなどを選ぶのもおすすめです。返礼品の発送時期に注意して、年末年始に間に合うか確認するようにしましょう。

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まとめ

いよいよ2025年も終わりに近づいてきました。12月はクリスマスや忘年会と、楽しいイベントが目白押しです。そこで、できるだけお金を使いすぎないように、あらかじめ予算を立てたり、食事メニューを決めておくことが大切です。ぜひ計画的にお金を管理して、家族や友人と楽しい時間を過ごしましょう。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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