高校入学後にかかる“見落としがちなお金”とは
新年度からお子さんが高校生になるというご家庭の方もいらっしゃいますよね。
中学を卒業して、いよいよ高校生。お子さんの更なる成長が楽しみな時期ですが、これからかかる、意外と見落としがちなお金を忘れていませんか?
今回は、「高校入学後にかかる見落としがちなお金」を紹介します。高校生のお子さんにかかりがちなお金を知りたい人は、参考にしてみてくださいね。
(1)子どもの小遣い
お子さんが高校生ともなると、小学生、中学生と比べ、行動範囲はさらに広がります。
お友達と出かけることも増えることから、子どもの小遣いがさらに増えるご家庭も多くなります。
高校生なら自分でアルバイトをして稼げばいい、と考える人もいますが、高校でアルバイトを禁止されている場合もありますし、課題や部活で忙しく、アルバイトをする暇がない場合もあります。
制服代や教科書代は予定していても、子どもの小遣いの増額は予定していなかったという人も多いので、気をつけましょう。
(2)イベントにかかる費用
修学旅行など、あらかじめわかっている費用の準備は忘れないものですが、意外と気づかないのが各種イベントにかかる費用です。
例えば、体育祭のためにお揃いのTシャツなどをそろえるグッズ代、修学旅行費とは別に都度徴収となる課外活動費、部活動の合宿代など、入学前に見たパンフレットには記載されていないような、想定していなかった細かな費用が意外とかかります。
このような費用は、入学してみなければ分からない費用ですから、全てをあらかじめ想定できる人はほとんどいません。しかし、このような費用があるかもしれないという心づもりは、入学前からしておくと安心ですよ。
(3)受験ための費用
大学受験を予定しているお子さんでしたら、受験のための費用も入学後すぐから準備しておいた方が良い費用です。
なかには、3年生になってから準備すればよいと考える人もいますが、いざ3年生になってみると、こんなにかかるの? とびっくりしてしまうことも。気に入った塾や予備校があっても、金銭的な負担が大きすぎて、塾や予備校を断念せざるを得なかったという人も少なくありません。
また、受験をする際の受験料や入学金も意外と馬鹿になりません。金銭的な問題で塾や予備校を自由に選べないだけでなく、受験する大学の数まで制限せざるを得ない人もいます。
お子さんの進路を、親の金銭的な問題によって制限しすぎずに済むよう、最低限の備えは入学直後から行っておくと安心です。
意外とお金がかかる高校生
高校生のお子さんがいるご家庭の家計管理は、小学生のお子さんがいるご家庭の家計管理とくらべて、ぐっと負担が大きくなってきます。
お子さんが自立するまでは、金銭的な負担もますます大きくなるばかりです。後から困ることのないよう、今のうちからゆとりのある家計管理ができるよう計画しておきましょう。