2025年夏のボーナスは増加傾向
2025年のボーナスは、昨年に比べて、増える傾向があることが分かりました。ここ数年、夏のボーナスは増加が続いています。今年も、ボーナスアップが期待できそうです。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が4月にリリースした「2025 年夏のボーナス見通し」によると、2025年夏の民間企業(調査産業計・事業所規模5人以上)のボーナスは、前年に比べて、+2.6%と4年連続で増加が見込まれています。厚生労働省「毎月勤労統計調査」ベースで見た民間企業は、ボーナス平均支給額が、42万5373円となっています。
さらに、2025 年の夏の国家公務員(管理職および非常勤を除く一般行政職)のボーナス(期末・勤勉手当)の平均支給額は70万5200円で、前年に比べて+6.9%となり、大きく増加すると考えられます。
みずほリサーチ&テクノロジーズが4月にリリースした「2025 年夏季ボーナス予測」でも、夏の民間企業の一人当たりボーナス支給額は、前年比+2.4%と予測されています。
ボーナスの使い方
ボーナスが増えるのは、家計にとって大変嬉しいニュースですね。しかし、ただ何となくボーナスを管理していると、あっと言う間にボーナスを使い切ってしまうかもしれません。ここでは、ボーナスの賢い使い方についてチェックしていきましょう。
まず、ボーナスは、受け取ったら、普段使用している生活費の口座から、貯蓄用の口座に移すようにしましょう。いつの間にか、ボーナスを使ってしまっていたということがないように、生活費の口座に入れたままにしないというのが重要です。
貯蓄用の口座に移したら、ボーナスを有効に使う方法を検討していきましょう。ここでは3つの方法をご紹介します。
1.ローンの返済
住宅ローンの繰り上げ返済を行うことで、支払わなければならない利子を減らすことが可能です。ローンが残っている人は、借金返済を優先させましょう。
2.資産運用を行う
具体的な使い道がない場合は、非課税で投資ができるNISAを使って資産運用にお金を回すのがおすすめです。資産運用を行うことで、長期的な視点で、お金を増やすことができる可能性があります。
普段、毎月のお給与内で生活しており、ボーナスは、あくまでも臨時収入という場合、ボーナスは投資資金としてぴったりです。ローンの返済等がない場合は、臨時収入であるボーナスを全額を資産運用に回しても、日々の生活には困りません。積極的に資産運用を行うことを検討しましょう。
3.自分へのご褒美や、特別出費に使う
日々頑張って働いている自分へのご褒美として、ボーナスで外食をしたり、プチプレゼントを購入するのもよいでしょう。調子が悪くなっている洗濯機やテレビなどの買い替えを検討したり、パソコンやスマートフォンを最新の機種に変えて、仕事の効率化を目指すのもおすすめです。
ただし、ボーナスのうち、自分のご褒美に使う金額は予算を決めておくようにしましょう。資産運用に回すお金を残しておくように、計画的にお金を使うことが無駄使いしないポイントです。
まとめ
2025年のボーナス予測は、昨年に続き増加する傾向が見られました。ただし、何にお金を使うのか予め決めておかないと、あっと言う間にボーナスはなくなってしまいます。今回ご紹介した内容を参考にしながら、今年のボーナスの使い方を検討してみましょう。