(1)使っていない家電のコンセント
電気代が高い家庭では、家電のコンセントは何でもつけっぱなしな人が多く見られるものです。
あまりにも長い間使わない家電のコンセントまでつけっぱなしな人は、コンセントをつけっぱなしなことによって電気代が高くなるというよりは、使い方を見直すという視点がそもそもないことが多く、節電に興味を持てていないことにより電気代が高くなりやすいのです。
電気代が高いことに悩んでいるなら、まずは自分の家にどのような家電があり、どのような使い方をしているのか考える機会を持つことが大切ですよ。
(2)各部屋ごとのエアコン
高いお金を出して数年前に節電タイプのエアコンを購入したのに電気代が高い……という人もいるのですが、このような人は、エアコンをつけっぱなしにしている時間が圧倒的に長いものですよ。
特に気をつけてほしいのは、長時間誰もいない部屋のエアコンをつけっぱなしにしてしまうことです。毎日慌ただしく仕事に出かける人などは、ずっとつけっぱなしにしていると、そのままエアコンを消すのを忘れて外出してしまうことも多いもの。
エアコンが各部屋についていて、消すタイミングも家族それぞれにまかせているとなおさらです。最後に外出する人は、各部屋のエアコンの稼働状況を確認するなど、不用意にエアコンをつけっぱなしにしないよう気をつけましょう。
最近の気候ではエアコンをつけっぱなしにすることは、健康上大切なことでもありますから、エアコンを消した方がいいというわけではありません。あくまでも不要な時までつけっぱなしにしないことが大切ですよ。
(3)さまざまな機器の充電器
最近は、さまざまな電子機器が普及していることから、スマホで動画を見たり、ポータブルのゲーム機でゲームをしたり、家族が集まっていてもそれぞれ別のことをして過ごすことも多いのではないでしょうか。
なかには、ひとりで一度に複数の電子機器を使っている人もいますから、毎日常に何かを充電しっぱなしにしていて、さらに充電しても充電しても追いつかないような人も多いでしょう。
ひとつの充電なら大したことはない電気代でも、家族それぞれが複数の機器を使っている家庭では、積もり積もって毎月の電気代にも影響がでている可能性がありますよ。
使いすぎている電気代を見直そう
電気代が高すぎると感じる人は、いきなり大きく節電することを目指すより、まずは不便を感じない程度に、使わなくても良い電気を節約することから始めましょう。
毎月少しずつの積み重ねが、いずれ大きな差となりやすいものですから、これぐらいでは大した効果がないとあきらめずに、少しずつ見直せるところを見直しましょう。