常識その1.エアコンで設定した温度が室温になるわけではない
「エアコンの設定温度=室温」というイメージはありませんか? じつはこれ、間違った認識です。エアコンを28℃に設定したからといって、部屋の温度がぴったり28℃になるわけではありません。
設定温度は、あくまでもエアコンが温度を調整するための目安です。そして、実際にその室温になるかというと、答えはNO。吹き抜けの有無など、部屋の間取りや構造によって冷え方は異なりますし、室内に物が多いと温度ムラもできやすいです。家の断熱性にも左右されます。
思うように部屋が冷えないときは、温度計を置いて実際の室温を測ってみましょう。
常識その2.風量「弱」は「自動」よりも電力消費量が増える

電気代を気にして、いつも風量を「弱」にしている方もいるかもしれません。しかし、節電方法としては間違いです。省エネという点では、「自動」の方が効率的なんです。
自動運転では、部屋が暑い使い始めのうちに強い風で冷やし、室温をぐんと下げます。設定温度に近づいてきたら、風量を落として運転。必要なときだけしっかり働き、消費電力のムダを省く仕組みになっています。
一方、最初から風量を弱にすると、部屋が冷えるまで時間がかかるため、冷房効率がいいとは言えません。節約のつもりが、結果的に電気を多く使ってしまうこともあるため要注意です。
常識その3.除湿は電気代がかさむ場合がある

ジメジメした日は、冷房より除湿を頼りにしていませんか? じつは除湿機能にも種類があります。
一般的なのは「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2つ。弱冷房除湿は部屋を少し冷やしながら湿気を取る方法なので、電気代は抑えやすいです。
一方、再熱除湿は、部屋の温度を下げずに湿度だけを下げる機能です。空気を一度冷やして水分を取り除いた後、ちょうどいい温度に温め直して(再熱して)吹き出す仕組みのため、電力も多く消費する特徴があります。
効率よく部屋の温度を下げたい場合は、除湿よりも冷房運転がおすすめです。
※除湿の種類は、エアコンの機種によって異なります。詳細は取扱説明書を確認してください。
エアコンの使い方しだいで電気代に差が出る
毎日何気なく使っているエアコンですが、意外と知らない常識はたくさんあります。今年の夏は、エアコンの知識をつけて、節電に取り組みましょう。

