世帯所得1000万円以上世帯の割合は?
まずは、日本の平均所得額をチェックしていきます。国民生活基礎調査令和5年によると、1世帯当たりの平均所得額が1000万円以上ある世帯の割合は、以下の通りとなっています。
所得1000万円~1100万円未満:2.6%
所得1100万円~1200万円未満:2.3%
所得1200万円~1500万円未満:3.6%
所得1500万円~2000万円未満:1.9%
所得2000万円以上:1.3%
このデータから、世帯所得が1000万円以上ある世帯は、全世帯のうち11.7%を占めることが分かります。おおよそ9世帯に1世帯は、所得が1000万円以上あることになりますね。
1000万円あるのに幸福度が低い理由3つ
世帯所得が1000万円以上あれば、ある程度生活に余裕があるように思います。しかし、実際は、お金のやりくりに悩んでいたり、将来の生活に不安を抱えていたり……。なんとなく幸せそうに見えないケースも多いようです。筆者がこれまでに受けた相談事例に見られる傾向から考えると、所得が多いにも関わらず、幸福度が低い理由は、大きく3つあります。
1.家計を可視化できていない
まず、自分たちの家計を把握し、将来のマネープランが立てられていないという状況にあることです。現在の所得、貯金、これから必要になるお金、貯蓄計画が明確になっていれば、なんとなくお金に対して不安を感じたり、将来の生活が心配になったりすることはありません。
一方、もらっている給料をそのまま使って、計画的に貯金できていない場合、所得が多くても、幸福度が低くなっていしまいます。
2.生活水準を上げ過ぎている
世帯所得1000万円以上の場合、「自分たちはそれなりに稼いでいる」という自覚がある家庭が多いでしょう。そのため、生活水準を平均的な生活よりも上げている場合があります。
具体的には、駅から近く利便性がよい家や広い部屋など、少し家賃が高い物件に住んでいたり、週末には必ず外食をしたり、長期休暇は旅行に出かけたり、と贅沢をしている家庭も多いようです。
もちろん、日々の楽しみや、ご褒美は必要です。しかし、所得が多いことを理由に、生活水準を上げ過ぎている場合、思うように貯金ができず、お金に対する不安感を感じているケースがあります。
3.日々の小さな幸せに鈍感
さらに、所得が高い方の場合、お金を使うことに価値を見出し、それ以外の小さな幸せに気がつきにくいという方もいるようです。
旅行に出かけたり、外食をしたり、ブランドもののバックを買ったりしなくても、人は幸福感を感じることができます。家族みんなが健康で、おいしい食事を自炊し、休みには公園に出かける、という当たり前の生活を大切にしましょう。小さなことにも幸せを感じることができれば、所得に関わらず、幸福度を上げることが可能です。
覚えておきたい、お金と幸福度の関係
日々生活をし、自分の夢や目標を叶えるために、ある程度の所得は必要になります。しかし、所得が多ければ多いほど、必ずしも幸福度が高まるということではありません。今回ご紹介した通り、世帯所得が1000万円以上あるのに、なんとなくお金に対する不安を感じているという方は、日々の幸福度を上げる行動を実践してみましょう。
具体的には、家計を見直してマネープランを立てる、生活水準や出費を見直す、日々の小さな幸せに感謝する、という3点に気をつけてください。そうすれば、所得の金額に関わらず、お金の不安が解消され、幸福度が高まるでしょう。
「お金と幸福度はある程度関係があるけれど、人の幸せはお金だけでは決まらない」。このポイントをぜひ覚えておきたいですね。




