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世帯所得1000万円以上なのに「幸福度が低い家庭」の特徴3つ|ファイナンシャルプランナーが解説

お金・学ぶ

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2026.06.14

ファイナンシャルプランニング技能士1級で、3児の母でもあるFPの下中英恵です。私は、これまで数多くのご家庭の家計を見てきました。その中で“世帯所得合計額が1000万円以上”あるにも関わらず、お金のことで悩んでいたり、どうも幸せそうに見えなかったりする家族には、ある共通点があります。今回は、「世帯所得1000万円の家庭」でも幸福度が低い3つのワケを解説します。

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世帯所得1000万円以上世帯の割合は?

まずは、日本の平均所得額をチェックしていきます。国民生活基礎調査令和5年によると、1世帯当たりの平均所得額が1000万円以上ある世帯の割合は、以下の通りとなっています。

所得1000万円~1100万円未満:2.6%

所得1100万円~1200万円未満:2.3%

所得1200万円~1500万円未満:3.6%

所得1500万円~2000万円未満:1.9%

所得2000万円以上:1.3%

このデータから、世帯所得が1000万円以上ある世帯は、全世帯のうち11.7%を占めることが分かります。おおよそ9世帯に1世帯は、所得が1000万円以上あることになりますね。

1000万円あるのに幸福度が低い理由3つ

世帯所得が1000万円以上あれば、ある程度生活に余裕があるように思います。しかし、実際は、お金のやりくりに悩んでいたり、将来の生活に不安を抱えていたり……。なんとなく幸せそうに見えないケースも多いようです。筆者がこれまでに受けた相談事例に見られる傾向から考えると、所得が多いにも関わらず、幸福度が低い理由は、大きく3つあります。

1.家計を可視化できていない

家計に悩む夫婦出典:stock.adobe.com

まず、自分たちの家計を把握し、将来のマネープランが立てられていないという状況にあることです。現在の所得、貯金、これから必要になるお金、貯蓄計画が明確になっていれば、なんとなくお金に対して不安を感じたり、将来の生活が心配になったりすることはありません。
一方、もらっている給料をそのまま使って、計画的に貯金できていない場合、所得が多くても、幸福度が低くなっていしまいます。

2.生活水準を上げ過ぎている

ムダ遣いする女性出典:stock.adobe.com

世帯所得1000万円以上の場合、「自分たちはそれなりに稼いでいる」という自覚がある家庭が多いでしょう。そのため、生活水準を平均的な生活よりも上げている場合があります。
具体的には、駅から近く利便性がよい家や広い部屋など、少し家賃が高い物件に住んでいたり、週末には必ず外食をしたり、長期休暇は旅行に出かけたり、と贅沢をしている家庭も多いようです。
もちろん、日々の楽しみや、ご褒美は必要です。しかし、所得が多いことを理由に、生活水準を上げ過ぎている場合、思うように貯金ができず、お金に対する不安感を感じているケースがあります。

3.日々の小さな幸せに鈍感

下を向く女性出典:stock.adobe.com

さらに、所得が高い方の場合、お金を使うことに価値を見出し、それ以外の小さな幸せに気がつきにくいという方もいるようです。
旅行に出かけたり、外食をしたり、ブランドもののバックを買ったりしなくても、人は幸福感を感じることができます。家族みんなが健康で、おいしい食事を自炊し、休みには公園に出かける、という当たり前の生活を大切にしましょう。小さなことにも幸せを感じることができれば、所得に関わらず、幸福度を上げることが可能です。

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覚えておきたい、お金と幸福度の関係

幸せを感じる出典:stock.adobe.com

日々生活をし、自分の夢や目標を叶えるために、ある程度の所得は必要になります。しかし、所得が多ければ多いほど、必ずしも幸福度が高まるということではありません。今回ご紹介した通り、世帯所得が1000万円以上あるのに、なんとなくお金に対する不安を感じているという方は、日々の幸福度を上げる行動を実践してみましょう。

具体的には、家計を見直してマネープランを立てる、生活水準や出費を見直す、日々の小さな幸せに感謝する、という3点に気をつけてください。そうすれば、所得の金額に関わらず、お金の不安が解消され、幸福度が高まるでしょう。

「お金と幸福度はある程度関係があるけれど、人の幸せはお金だけでは決まらない」。このポイントをぜひ覚えておきたいですね。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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