NGその1.モバイルバッテリー
スマホの充電用に持ち歩く方も多いモバイルバッテリー。きっと、車内や外出用に持ち運ぶ人も多いアイテムでしょう。
しかし、モバイルバッテリーに内蔵しているリチウムイオン電池は、高温の車内に置きっぱなしにすると、高温によって内部反応が進み、発煙・発火・破裂に至るおそれがあります。
便利なアイテムですが、高温下に置くのは危険。夏場の車内には絶対に残さないよう気を付けてください。
NGその2.アルコールスプレー
除菌用のアルコールスプレー、車の中に常備していませんか? 感染予防や手指の消毒用としてあると便利ですが、車の中に置きっぱなしにするのはリスクしかありません。
アルコールは揮発性が非常に高く、温度が高い環境だと気化が進みます。ガスがボトル内で膨張すれば、圧力に耐えきれず破損や漏えい、噴出、発火の危険もゼロではないんです。
気化したアルコールが車内に充満すれば、静電気やライターが引火源になり火災が発生することも……。アルコールは便利な反面、40℃以上が想定される車内で保管するのはとても危険。置きっぱなしは避け、その都度持ち歩くよう意識しましょう。
NGその3.スプレー缶
夏は、冷却スプレーや制汗剤、虫よけスプレーなど、スプレー缶の使用が増える季節。アウトドアや屋外レジャーを楽しむ機会が増えると、おでかけにスプレー缶を持っていくこともあるでしょう。
しかし、スプレー缶を車に置き去りにするのはNG! エアゾール缶は40℃以上になる場所に置かないことが基本。自動車の窓近くや直射日光下、夏の車内は破裂のおそれがあり厳禁です。缶表示の注意書きに従い、車内に置かないようにしましょう。
夏の車内には置かない習慣を
車内に“うっかり”置き去りにしたばかりに、事故にあったり命が危険にさらされる……。こういったリスクは絶対に避けたいものです。夏の暑さが過酷なのは、人だけでなく“もの”にとっても同じこと。安全なドライブ・レジャーを楽しむためにも、車内に置くと危険なものを把握しておきましょう。
※参考
いわき市消防本部「真夏の炎天下 車内に置きっぱなしは危険です!」
https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1658796267826/index.html
NITE「真夏の製品事故アラート」
https://www.nite.go.jp/data/000154934.pdf?utm_source=chatgpt.com