ブレーカーのホコリは事故のもと
ブレーカー付近はホコリがたまりやすい場所です。そのままにしておくと湿気と合わさり、漏電や誤作動の原因になることがあります。特に湿度が上がる梅雨〜夏場や、結露しやすい冬場は要注意。分電盤のふたの隙間から内部にホコリが侵入し、スイッチの動きが鈍くなる、遮断機が正常に作動しなくなるなどの不具合につながる可能性もあります。
ブレーカーのお手入れ方法
頻繁に掃除する必要はありませんが、季節の変わり目や年末の大掃除など「年に2〜3回」を目安にブレーカー周辺のホコリチェックをしましょう。
用意するのは、クイックルハンディなどの吸着モップ1本でOKです。
手順1.スイッチまわりのホコリを取り除きます
まずは、スイッチまわりのホコリから取り除きます。クイックルハンディを滑らせると、溜まった汚れがスッキリ落ちますよ。スイッチまわりは外側と比べてホコリが少なめ。掃除効率をアップするためにも、ホコリが少ない場所から先に行ってください。
手順2.カバーのクイックルハンディを滑らせて、ホコリを吸着します
カバーはホコリが溜まりやすいので、クイックルハンディでしっかりと取り除きましょう。ブレーカーの汚れが落ちたら終了です。
分電盤の中はお手入れしないで
実はブレーカーまわりにはホコリが溜まりやすく、放っておくとトラブルの原因にもなるんです。ふだんは見過ごしがちな場所だからこそ、この機会にぜひチェックしてみてください。
ただし、分電盤のふたを開けて中に手を入れるのはNG。電気工事士などの資格を持たない人が内部を触ると、感電や火災のリスクがありますので、ブレーカーの外側とスイッチまわりのお手入れにとどめましょう。