「ネバネバ」が胃腸にやさしいオクラ
ネバネバした食感がたまらない、緑の夏野菜オクラ。その“ぬめり”の主成分は、「ペクチン」といわれる水溶性の食物繊維です。
ペクチンの働きは、
・腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える
・血中コレステロールや血糖値の上昇を抑える など。
疲れた夏の胃腸を、優しくサポートしてくれる成分ですね。
「ペクチン」をトマトに溶かす
ペクチンは水に溶ける食物繊維なので、スープなどに入れることで逃さず摂取することができます。おすすめはトマトのスープと一緒に食べること。
トマトには
・カリウムやマグネシウムなどのミネラル
・ビタミンAとビタミンC、ビタミンB群、リコピン
などが豊富に含まれています。
トマトのその栄養豊富な水分にペクチンも溶け込ませれば、胃腸にやさしい夏バテ対策スープのできあがり。さらに発酵食品のみそを入れると、トマトの酸味とオクラのネバネバが意外にマッチするおみそ汁に。
温かくても、冷ましてもおいしい、夏の爽やかな汁物です。
トマトとオクラのみそ汁 (調理時間:7分)
材料(2人分)
・トマト‥‥‥‥‥‥‥中1個 (ざく切り)
・オクラ‥‥‥‥‥‥‥2本 (薄切り)
・えのき‥‥‥‥‥‥‥30g (4cm幅カット)
・みょうが‥‥‥‥‥‥少々 (千切り)
・水orだし汁‥‥‥‥300ml
・みそ‥‥‥‥‥‥‥大さじ1と2分の1
作り方
1. 野菜ときのこをカットしておく。トマトは溶けるので、適当にざく切りする。
2. 鍋に水かだし汁を入れて沸かし、トマト、えのきを入れ、中火で4〜5分ほど煮る。
3. 火を止めて刻みオクラを入れ、みそを溶かす。
4. 熱を少し冷ましてからお椀に盛り、みょうがを添えていただきます。熱々で食べてもOK。 冷蔵庫で冷やしてもよし。
オクラをよくかき混ぜて
オクラは加熱すると変色をするので、火を止めて、余熱を入れるくらいで食べるのがおすすめです。生で食べるのが好きな方は、みそ汁を食べる直前にオクラを入れてもよいですね。
オクラをよくかき混ぜて、粘りをたっぷりみそ汁に染み出させると、よりネバネバ感が味わえておいしいですよ。胃腸にもやさしいトマトとオクラのみそ汁。爽やかな夏の一品をぜひお試しください。