疲れた夏の胃腸に「ペクチン」を補給!“ネバネバの食物繊維”が夏バテ対策になる【トマトのみそ汁】

料理・グルメ

2025.08.12

冷たいものを食べ過ぎて疲れている胃腸には、夏野菜オクラの“ネバネバ”がおすすめ。ぬめり成分の食物繊維「ペクチン」が、胃腸を優しくサポートしてくれます。ビタミン、ミネラルたっぷりのトマトのみそ汁に入れれば、夏バテ防止にも効果的な一品に。「酸味とネバネバ」が意外と合うんです。

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「ネバネバ」が胃腸にやさしいオクラ

オクラ出典:stock.adobe.com

ネバネバした食感がたまらない、緑の夏野菜オクラ。その“ぬめり”の主成分は、「ペクチン」といわれる水溶性の食物繊維です。

ペクチンの働きは、
・腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える
・血中コレステロールや血糖値の上昇を抑える 
など。

疲れた夏の胃腸を、優しくサポートしてくれる成分ですね。

「ペクチン」をトマトに溶かす

トマト出典:stock.adobe.com

ペクチンは水に溶ける食物繊維なので、スープなどに入れることで逃さず摂取することができます。おすすめはトマトのスープと一緒に食べること。

トマトには
・カリウムやマグネシウムなどのミネラル
・ビタミンAとビタミンC、ビタミンB群、リコピン

などが豊富に含まれています。

トマトのその栄養豊富な水分にペクチンも溶け込ませれば、胃腸にやさしい夏バテ対策スープのできあがり。さらに発酵食品のみそを入れると、トマトの酸味とオクラのネバネバが意外にマッチするおみそ汁に。

温かくても、冷ましてもおいしい、夏の爽やかな汁物です。

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トマトとオクラのみそ汁 (調理時間:7分)

トマトとオクラのみそ汁

材料(2人分)

・トマト‥‥‥‥‥‥‥中1個 (ざく切り)
・オクラ‥‥‥‥‥‥‥2本 (薄切り)
・えのき‥‥‥‥‥‥‥30g (4cm幅カット)
・みょうが‥‥‥‥‥‥少々 (千切り)

・水orだし汁‥‥‥‥300ml
・みそ‥‥‥‥‥‥‥大さじ1と2分の1

作り方

1. 野菜ときのこをカットしておく。トマトは溶けるので、適当にざく切りする。

材料カット

2. 鍋に水かだし汁を入れて沸かし、トマト、えのきを入れ、中火で4〜5分ほど煮る。

材料を煮る

3. 火を止めて刻みオクラを入れ、みそを溶かす。

みそ汁仕上げ

4. 熱を少し冷ましてからお椀に盛り、みょうがを添えていただきます。熱々で食べてもOK。 冷蔵庫で冷やしてもよし。

できあがり

オクラをよくかき混ぜて

オクラは加熱すると変色をするので、火を止めて、余熱を入れるくらいで食べるのがおすすめです。生で食べるのが好きな方は、みそ汁を食べる直前にオクラを入れてもよいですね。

オクラをよくかき混ぜて、粘りをたっぷりみそ汁に染み出させると、よりネバネバ感が味わえておいしいですよ。胃腸にもやさしいトマトとオクラのみそ汁。爽やかな夏の一品をぜひお試しください。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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