「マンホール」が丸い理由、知ってる?デザイン性じゃない“意外な理由”「初めて知った!」

カルチャー

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2025.08.24

道を歩いていると、ふと目に入る“マンホール”。ふだんは気にも留めないかもしれませんが、よく見れば「丸い形」をしていますよね。じつはこの形には、きちんと理由があるのです。ここでは、マンホールが“丸い”その理由をご紹介します。

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マンホールが丸いのはデザイン性ではなかった

オシャレなデザインのマンホール出典:stock.adobe.com

地域によってはオシャレでかわいいデザインのマンホールもあるため、マンホールの丸い形は“見た目”が理由……とも考えられそうですよね。
しかし実際は、デザイン性を優先してつくられたものではありません。丸い形には、とても大切な役割と意味が込められています。

本当の理由は「ふたの落下防止」

マンホールのふたを開けて作業する人出典:stock.adobe.com

マンホールが丸い形をしているのは、ふたが落ちるのを防ぐため。そもそもマンホールは、下水道管の中の修理・点検を行う入口です。作業を行うときはマンホールのふたを開けて中に入ります。このとき、ふたが落下したらとても危険。マンホールのふたは1枚40-50kgほどの重さがあるため、万が一落下して人にあたればケガをするおそれがあります。
こういった事故を防ぐべく、ふたがずれても落ちないよう丸い形につくられているのです。

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壊れにくく長持ちするメリットも

マンホールのふた出典:stock.adobe.com

マンホールは、道路など車が通る場所に設置されることが多いですよね。このとき、マンホールのふたが丸い形だと、どこから力がかかっても均等に分散されます。直径がどこも同じ長さなので、車が上を通っても壊れにくく長持ちするメリットもあります。
また、丸い形なら、50kgの重さがあっても転がして移動できるところも利点のひとつです。

見慣れた形にも意味がある!

マンホールは、安全性・作業性・耐久性のどれをとっても「丸」がベスト。ふだん何気なく見ているマンホールにも、しっかりとした理由が隠されているというわけなのです。
これから道を歩くとき、じっくり周囲をながめてみると、マンホール以外にもちょっとした“なるほど”が見つかるかもしれませんよ。

参考:
旭川市「水のはなし(下水道編その10) マンホールの蓋はなぜ丸い?」
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/440/441/4429/d071230.html

山形上下水道部「なるほど上下水道ライフ」
https://suidou.yamagata.yamagata.jp/site/naru/1010242.html

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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