見た目はキレイなのに…「トイレ」が臭うのは汚れではない? 夏に増える“意外な原因と対策”

家のこと

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2025.08.20

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日ちゃんとトイレ掃除をしているのに、なんだか臭いが気になる……。もしかするとそれは、汚れ以外に問題があるかもしれません。ここでは、夏にトイレが臭う原因と対処法をご紹介します。

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便器の「封水」減ってない?

便器の「封水」

トイレに入った瞬間に、“モワッ”とただよってくる下水のような臭いに悩んでいませんか? じつはこれ、汚れが原因じゃない場合があるんです。
夏に考えられる原因は、主に「封水」のせい。封水は、便器の中にある水溜まりのことをさします。この封水は、下水臭や虫が上がってくるのを防ぐ重要なもの。しかし、これだけの猛暑が続くと、暑さで封水が蒸発することがあるんです。
この“封水不足”が、トイレのイヤな臭いの原因。旅行や帰省でしばらく家をあけたり、複数トイレがあって使用頻度が少なかったりすると、封水が切れて臭いが強くなることもあります。

封水を切らさない対処法

芳香剤は臭いを一時的に和らげることはありますが、根本的な改善にはなりません。悪臭と混ざって余計に臭いが強くなる場合もあるため注意しましょう。臭いの原因が便器の封水切れであれば、水を補充して封水を保つことで対策できます。

対処法その1.水を流す

レバーをひねって水を流す

封水を復活させるには、水を流すのが手っ取り早いです。レバーをひねって水を流せば、封水は元の状態に戻ります。

対処法その2.コップで水を注ぐ

便器に水を注ぐ

足りない封水は、水を足してもOK。200~300mlほどの水をゆっくりと注ぎましょう。勢いよく注ぐと水が流れてしまうので、静かに封水を足してください。

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汚れが原因の可能性もゼロじゃない

夏に起こりやすいトイレの封水切れですが、掃除の頻度によっては単純に汚れが原因として考えられる場合もあります。
しっかり掃除をしても臭うのであれば、布製品・壁・床に臭いが染み込んでいる可能性も。マットやカバー類をしっかり洗うのはもちろんですが、経年劣化で臭いが完全に落ちない場合もありますので、定期的に取り換えましょう。
また、壁や床も便器と同じく、こまめなお手入れを忘れないでくださいね!

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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