さっぱり飲みやすい!「カリウム」でクールダウン!ほてった体が涼しく感じる【夏のみそ汁】

料理・グルメ

2025.08.19

暑さでほてった体には、夏野菜ナスのみそ汁がおすすめです。ナスに含まれる「カリウム」が、余分なナトリウムや水分の排泄をうながし、一緒に熱が放出されて体が涼しく感じる効果を期待できます。さらに、ポリフェノールたっぷりのトマトをベースにした、「夏バテ防止」のナスのみそ汁をご紹介していきますね。

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ナスの栄養で「夏のケア」を

なす出典:stock.adobe.com

夏の暑さや強い日差しで疲れ気味の体には、水分たっぷりの夏野菜がおすすめです。体をクールダウンしやすくしたり、紫外線対策になったりと、暑い時期に嬉しい成分がぎっしり詰まっています。

特にナスは、この季節にぴったりの野菜です。

カリウムで「クールダウン」を

夏野菜のナスに含まれる栄養素「カリウム」は、体に必要なミネラルの一種。その働きのひとつは間接的に「体を冷やす」ことです。

1. 余分な塩分を調整してくれる

カリウムの働きは、余分な塩分(ナトリウム)を体の外に出すこと。塩分が減ることで血中濃度が下がり、むくみが取れて、血流がスムーズになることが期待できます。

2. 熱を逃がすサポーター

血流が改善すると、皮膚から熱が逃げやすくなり、汗の蒸発による冷却効果も高まります。つまりカリウムは「熱を逃がしやすい体質に整える」サポータ

氷のように直接体温を下げるのではなく、熱の放散を助けることで“涼しさを感じやすくする”のです。

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ポリフェノールで「紫外線対策」

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また、ナスの皮に多く含まれる紫色の色素「ナスニン」は、水溶性のポリフェノールの一種。紫外線から体を守る働きが期待できます。

1. 活性酸素を中和・除去

紫外線によって発生した活性酸素は、肌細胞やDNAを傷つけ、日焼けや肌老化の原因に。ナスニンはこれを中和・除去すると言われています。

2. シミやシワを防ぐ

ナスニンは紫外線によるダメージから守ります。その結果、シミやシワの予防効果が期待できます。

トマトのリコピン

トマト出典:stock.adobe.com

同じ夏野菜のトマトに含まれる「リコピン」にも強い抗酸化作用があります。

コラーゲンの生成をうながし、美肌や紫外線ダメージ防止に役立ちます。

ですので、ナスとトマトの組み合わせは、紫外線対策にぴったり。夏野菜タッグのおみそ汁にしていきましょう。

ナスとトマトのみそ汁(調理時間:7分)

ナスとトマトのみそ汁

材料(2人分)

・トマト‥‥‥‥‥‥‥‥中1個 (ざく切り)
・ナス‥‥‥‥‥‥‥‥‥中1本 (乱切り)
・しめじ‥‥‥‥‥‥‥‥30g(手ちぎり)
・大葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥2枚 (刻み)

・水(またはだし汁)‥‥‥350ml
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1と2分の1

作り方

1. 材料をそれぞれカットしておく。(トマトは溶けやすいので、ざっくりと切ってOK。)

材料カット

2. 鍋に水を沸かし、トマト、ナス、しめじを入れ、フタをして中火で5分ほど煮る。

材料を煮る

3. 火を止めみそを溶かし、器に盛って大葉を散らす。

みそ汁

温度を体調に合わせて

トマトベースのみそ汁は、温かくしても冷たくしても飲みやすい一品です。

・クーラー等で体が冷えている時→温かいみそ汁
・体がほってている時 →常温や冷やしたみそ汁

というように、体調に合わせて温度を調整してみてくださいね。暑い夏のクールダウンに、ぜひお試しを。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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