「みそ汁」で夏バテの胃を守る! オクラと合わせたい“相乗効果で胃腸をガードする”食材とは?

料理・グルメ

2025.08.26

夏野菜のオクラに含まれるネバネバ成分と、海藻わかめのヌルヌル成分。どちらも夏の強い日差しや冷たい飲食で疲れた胃腸をやさしく守り、弱った消化機能の負担を和らげます。このふたつを組み合わせれば、まるでダブルのバリア。胃腸を包み込む「保護膜みそ汁」が完成です。とろみが舌にも心にもやさしく広がります。

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オクラ×わかめの“保護膜みそ汁”で夏バテの胃腸をケア

胃出典:stock.adobe.com

冷たい飲み物の飲みすぎや、暑さによる食欲不振で、夏の胃腸は弱りがち。そんなときにおすすめなのが、“とろみ”のある食材を使ったみそ汁です。

「オクラ」で胃腸ケア

オクラ出典:stock.adobe.com

1. ネバネバ成分で粘膜保護

オクラのネバネバ成分(ペクチンなど)は、胃や腸の粘膜をやさしくコーティングし、刺激や炎症から守るといわれてます。
暑さや食欲不振で弱った胃の負担を軽くしてくれる、夏の頼れる味方です。

2. 腸内環境を整えるペクチン

ペクチンは善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善します。
水分を含んで便をやわらかくし、便秘の予防や下痢の改善にも役立ちます。

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「わかめ」で胃腸ケア

わかめ出典:stock.adobe.com

フコイダンでやさしく保護

わかめのヌルヌル成分「フコイダン」は、胃や腸の粘膜を覆い、胃酸や刺激物から守ります。
炎症を抑える作用も期待できます。

アルギン酸で腸をすっきり

わかめに含まれるアルギン酸は水溶性食物繊維。
水分を含んでゲル状になり、腸内をゆっくり移動します。

「オクラ+わかめ」の相乗効果が期待できる

握手出典:stock.adobe.com

ネバネバのオクラとヌルヌルのわかめ。
ふたつの食材が合わさると、相乗効果で胃腸にうれしい働きがパワーアップが期待できます。

1. 粘膜保護のダブルガード

オクラのペクチンとわかめのフコイダンが、胃壁&腸壁を二重に守ります。

2. 腸内環境のダブルサポート

ペクチンとアルギン酸が善玉菌の増加と便通改善をしっかり支えます。

3.刺激からやさしくガード

粘膜を保護することで、香辛料や酸味、アルコールなどの刺激によるダメージをやわらげます。

オクラとわかめは、まさに最強コンビ。
ふたつの相乗効果を活かした、とろみのある保護膜みそ汁で、夏の胃腸をやさしく守りましょう。

「オクラとわかめ」の保護膜みそ汁(調理時間:7分)

オクラとわかめのみそ汁

材料(2人分)

・オクラ ………………………………2本(輪切り)
・わかめ(生または戻したもの)…10〜15g(食べやすくカット)
・しめじ ………………………………30g(手でほぐす)
・みょうが(または大葉)…………… 適量(刻む)

・水(またはダシ汁)……2カップ(400ml)
・みそ ………………………大さじ1と2分の1

作り方

1. 材料をカットする。

材料カット

2. 鍋に水を沸かし、しめじを中火で約3分茹でる。

しめじを茹でる

3. オクラを加え、さらに1分茹でる。

オクラを茹でる

4. わかめを入れてひと煮立ちさせ、火を止めてみそを溶かす。

仕上げ

5. 器に盛り、みょうがを散らす。

完成

ワンポイント

水だけでも、オクラとわかめの“とろみ”がしめじのうま味を引き立て、十分美味しい仕上がりに。物足りなければダシ汁を使ってもOKです。

夏の弱った胃腸をやさしく包む、まるで“保護膜”のような一杯です。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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