注意その1.天然石の天板
大理石や御影石といった天然石の天板は、お手入れ方法に気を付けたいデリケートな素材です。ウタマロクリーナーの液性は中性ですが、天然の石材には使用できません。
大理石はカルシウムを多く含むため、アルカリや酸に弱くシミや変色の原因になることがあります。とくにキッチンカウンターは水や油と触れる機会が多く、汚れを落とそうとゴシゴシしてしまいがちですが、それが逆効果になりかねません。
天然石の天板は、専用クリーナーでやさしく汚れを拭き取るのが適切です。
注意その2.珪藻土のバスマット
速乾性が魅力の珪藻土マット。お風呂上がりに足裏の水分をサッと吸ってくれる快適さがやみつきになり、じつはわたしも長年愛用しています。
しかし、珪藻土のお手入れにウタマロクリーナーを使うのはちょっと待って! 珪藻土には無数の穴が空いており、洗剤が入り込むと吸水力や見た目に影響することも考えられます。
珪藻土バスマットの汚れが気になるときは、固く絞った布で水拭きをする程度にとどめるといいでしょう。使ったら陰干しをする習慣を心がけて、毎日乾かすと長持ちします。
※使用前に取扱説明書やメーカー公式サイトの注意事項を確認しましょう。水拭きや陰干しの方法、使用可能な洗剤の種類を確認し、洗剤使用時は目立たない部分で試すなど安全にお手入れしてください。
注意その3.撥水加工の衣類や布製品
アウトドアウェアやレインコート、傘などに施されている撥水加工は水を弾く便利な機能ですよね。しかし、撥水加工が施された衣類や布製品は、ウタマロクリーナーなどの洗剤に含まれる界面活性剤が布に残ると、水をはじきにくくなり、撥水効果が弱くなることがあります。洗濯表示を確認し、まずは目立たない部分で試してから使うことをおすすめします。必要に応じて、撥水専用の洗剤を使うと効果を長持ちさせられます。
参考:東京都クリーニング生活衛生同業組合 はっ水加工について
「とりあえずウタマロクリーナー」は避けて
ウタマロクリーナーは、家中の掃除に使える万能な洗剤です。しかし、この便利さは正しく使ってこそ。いくら使い勝手がよくても、合わない素材に使えば逆効果になることもあります。
自己判断で使用せず、まずはウタマロクリーナーを使っても問題のない素材かどうかを確認しましょう。
※素材の特性は製品や加工方法により異なる場合があります。ご使用前に必ず取扱説明書をご確認ください。
※ウタマロクリーナーの詳細な使用方法や注意事項は、公式サイトでご確認いただけます。