NGその1.メッキ仕上げのシャワーヘッド
毎日のように使うシャワーヘッドは、皮脂汚れや石けんかすが付着しやすい場所。こういった汚れが栄養源となり、カビが発生する場合があります。
しかし、シャワーヘッドにカビキラーを使うのはちょっと待って。メッキ素材にカビキラーを塗布すると、光沢が失われたり剥がれたりするおそれがあります。カビは落ちたとしても、シャワーヘッドそのものが劣化すれば元も子もありません。
メッキ仕上げのシャワーヘッドは、浴室用中性洗剤とやわらかいスポンジでやさしくお手入れするのが適切です。
NGその2.子どものおもちゃ
子どもにとっては、お風呂も楽しい遊び場のひとつ。しかし、おもちゃにはヌメリや雑菌が付着しやすく、いつの間にかカビが生えていた……なんてことも少なくないはずです。
しかし、おもちゃにもカビキラーの使用はおすすめできません。洗剤の成分がプラスチックやゴムの着色を落として、色あせや変色するおそれがあるからです。
さらに、隙間に薬剤が残ると口に入れてしまう危険性も。おもちゃの劣化を防ぎ、お子さんが安心して使うためにも、食器用中性洗剤でつけ置き洗いする方法をおすすめします。
NGその3.木製のいすやスノコ
木製のアイテムに対して、カビキラーを安易に使用するのはNGです。いすやスノコを置いている方も多いかと思いますが、木材に使用すると薬剤を吸い込んで変色や劣化が進む可能性があります。表面が白っぽくなったり、カビキラー独特の刺激臭が残ることも。
木製品のお手入れには、固く絞った布で水拭きをしてからしっかり乾燥させるのが基本です。どうしても汚れが取れない場合は、サンドペーパーで表面を軽く削ると清潔感が戻りますよ。木の風合いを守りながら長く使うために、陰干しもしっかりと行いましょう。
正しく使ってキレイなお風呂場に
カビキラーは使えない場所がある一方、お風呂場の排水口や壁に発生した頑固なカビを根絶してくれる、頼れる洗剤です。
使えないものをきちんと把握して、お風呂場のカビ対策に役立てましょう。
※カビキラー使用時は必ず十分な換気を行い、保護具(手袋、マスク、保護眼鏡)を着用し使用してください。また、子どもの手の届かない場所に保管し、他の洗剤との混合は絶対に避けてください。