1. 現状を観察する
現状の部屋の状態を写真に撮って、どんなモノが多いのか、どこが散らかっているのか現状を把握することからはじめましょう。部屋の状態から「自分が何を大事にしているのか」「何を後回しにしているのか」が見えてきます。部屋で過ごしている中で、何にイライラしているか、改めて書き出してみると、部屋のどんな状態を改善したいか、希望もより明確になるので、まずはしっかりと現状を把握することに努めましょう。
2. 物との関係性を言葉にする
1つ1つのモノを手に取り、「なぜ自分はこれを持っているのか?」を考えていきましょう。「安心のため」「憧れのため」「義務感」「習慣」「純粋に好き」など理由をラベル付けしていくことで、モノとの関係性がより明確になります。モノの持ち方によって、あなたの価値観に気づくことができます。
3. 選ぶ基準を明確にする
- 今の自分にとって必要か
- これからの自分にふさわしいか
- 気分が上がるか、重くなるか
モノを選ぶ基準を言葉にして書き出すと、自己理解の軸を整理することができます。
4. 残すモノと手放すモノを決める
残すモノと手放すモノを決めていく過程で、自分が本当に大事にしたいモノが何なのかがクリアに浮かび上がっていきます。「なぜ残したいのか?」「なぜ手放してもいいのか?」なぜを繰り返していくことで、自分軸がクリアになります。「なぜ?」を丁寧に繰り返すことを大切にしてください。
5. 理想の空間をイメージする
モノを手放して余白ができた空間をどう使いたいか、より具体的にイメージしていきましょう。集中できる空間にしたい、安心して休む空間にしたいなど、理想の状態をイメージしたうえで、モノの配置を決めていきましょう。
6. 片付け後を振り返る
片付けてから1週間〜1ヶ月後に「気分・習慣・思考の変化」を振り返ってみましょう。片付ける以前より、どんな気持ちで過ごせているか、思考の変化などを丁寧に振り返ることで、自己理解がさらに深まります。今後の暮らしをよりアップデートするためにも、振り返りの時間はしっかりと設けてください。
片付けはモノと向き合うことで、自分の価値観を知り、自分が未来にどう在りたいかを考える自分自身との対話です。過去の自分とモノの関係を整理しながら片付けを進めていくことこそ、自己理解のプロセスそのものです。片付けたその先の暮らしをより豊かな時間にするため、自分自身と向き合う片付けを進めてくださいね。






