「片付かずモヤモヤする」「思うように進まなくてイライラ」片付けに自己理解が必要な“3つの理由”

家のこと

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2025.09.12

家が片付かないことでモヤモヤする……、家事が思うように進まなくてストレスがたまる……。片付けに取り組もうとするきっかけは、そんな日頃のモヤモヤやイライラだったりしますよね。そんな時、ただやみくもに片付けに取り組むのではなく、しっかりと自分と向き合い自分自身への理解を深めたうえで、片付けに取り組むことがとても大切です。そこで、今回の記事では、片付けに自己理解が必要な3つの理由をご紹介します。モノだけではなく自分自身の棚卸しをしながら、片付けに取り組んでみてください。

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1. 「なぜ捨てられないのか」を知るため

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片付けはモノと向き合い、モノの取捨選択をしながら、今の自分にとって大切なモノを選んでいく作業です。モノの取捨選択をしていく過程では、どうしても捨てられないモノが出てくるもの。その際、自分が「なぜ捨てられないのか」を深堀していくことが大切です。

例えば

  • 思い出 のモノが捨てられない→ 過去に執着している
  • 高かったモノだから捨てられない → お金や価値観に縛られている
  • いつか使うと思うと捨てられない → 未来への不安が強い

こうした感情や思考のクセを見つめることで、自分の本質的な価値観に気づきます。自分がどんな感情を持っていて、どんな価値観を大事にしているのか、そこを無視して片付けを進めていくと、納得できる結果に結びつかないものです。モノと向き合い、捨てられない理由を知り、理解したうえで、改めて自分自身が何を大事にしたいのか、優先順位を決めていきましょう。

2. 「どう生きたいか」がモノを選ぶ基準になる

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片付けは「大切なモノを選ぶ行為」です。

未来の自分がどう在りたいかを意識していないと基準が持てず、捨てる・残すの判断がブレます。判断ができないと片付けは難航してしまいます。 自己理解があれば「これは今の私にとって必要か」が明確になります。家の中は自分自身を投影します。

とりあえず買ったけれど使っていない、いろんなジャンルのモノが家に散乱している……という方は自分探しの途中かもしれませんし、すっきりとモノが厳選されて必要最小限……という方は、やりたいことや目標が明確でモノに振り回されたくないという方かもしれません。モノが多い少ないに正解はなく、自分自身が生きたいように、家の中で自分が「どう過ごしたいか」に沿っていればそれが正解です。「どう生きたいか」から逆算してモノを選んでいきましょう。

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3. 「モノ」と「自分」を切り離せる

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モノに自分の価値を投影してしまうと、なかなか手放せません。

自己理解を深めると「私は私、モノはモノ」と分けて考えられるようになり、身軽さが生まれます。
例えば全力で取り組んでいた仕事の道具や資料に、価値を感じて手放せない方もいらっしゃると思いますが、全力で取り組んだ経験そのものに価値があるので、仕事の道具や資料がなくなってもその経験はなくなりません。あくまでもモノはモノでしかありません。「モノ」と「自分」を切り離して、自分自身を軽やかに楽しみましょう。


片付けに自己理解が必要な3つの理由をご紹介しました。モノだけではなく自分自身の棚卸しをしながら、片付けに取り組んで自己理解を深めることで、片付けた後の暮らしがより満足度の高い暮らしになるはずです。是非、丁寧に自分自身と向き合いながら片付けに取り組んでみてください。

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著者

Kazuko

Kazuko

片付けで暮らしをラクにシンプルに おウチを整えて豊かな暮らし 鹿児島で整理収納アドバイザーとして活動中   中学1年、小学5年の男の子、小学2年の女の子のママ  お片付けサポート 487時間 お片付けレッスン 65名様

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