秋バテに効く!食材のポイント
夏の冷えと疲れが出るこの時期。体を穏やかに温めてくれる「薬味」は、秋バテで弱りがちな胃腸をやさしく支えてくれる存在。
養生みそ汁に加えることが、体を芯から温める大切なポイントとなります。
しょうが
「ジンゲロール」や「ショウガオール」などの辛味成分が血流を促進し、体を内側から温めます。
冷えやだるさを和らげ、消化液の分泌を助けるため、食欲不振にも効果的。
長ねぎ
「アリシン」という成分が胃腸の働きを助け、血行促進や抗菌作用も。
季節の変わり目の風邪予防や疲労回復にも役立つかもしれません。
まいたけ
βグルカンや食物繊維が豊富で、腸内環境を整えて免疫力をサポート。
疲労回復や体のだるさ改善にも効果が期待できます。
みそ
発酵食品として乳酸菌や酵素を含み、腸内環境を整えて弱った消化を助けます。
たんぱく質やビタミンB群も補えるため、栄養補給にも最適です。
しょうがと長ねぎのみそ汁 (調理時間:10分)
材料(2人分)
・しょうが‥‥‥‥‥‥‥1片(薄い千切り)
・長ねぎ‥‥‥‥‥‥‥‥2分の1本(斜め薄切り)
・まいたけ‥‥‥‥‥‥‥4分の1パック(小房に分ける)
・水 (もしくはダシ汁)‥‥400ml
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1.5~2
・ごま油‥‥‥‥‥‥‥‥少々(香り付け用)
作り方
1. 材料をカットしておく。
2. 鍋に水を入れ、しょうがとまいたけを加えて火にかける。
3. 沸騰したら長ねぎを加え、3分ほど煮る。
4. 火を止め、みそを溶き入れる。
5. 器に盛り、お好みでごま油を垂らして完成。
美味しいポイント
・ 生姜は薄い千切りにすることで香りが立ち、体をより温めます。
・ みそは最後に溶き入れ、沸騰させないことで風味を活かしましょう。
体の中からじんわり温まり、胃腸を整えるので、食欲やエネルギーの低下を感じる秋バテにぴったりの一杯です。無理せず、体をいたわりながら、秋を元気に過ごしましょう。