NG1.コードを短く引き出す
掃除機のコードを引き出すと、黄色いテープが付いていますよね。
このテープの意味を「これ以上出してはいけない印」と誤解していませんか。 正しくは、「この位置までコードを引き出してください」という目印です。JIS(日本工業規格)でコードリール式掃除機への黄色・赤の印の設置が義務付けられており、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)をはじめ各メーカーも、安全使用のため黄色の印まで十分にコードを引き出すことを強く推奨しています。
短くしか出さないと、コードが巻かれたままの部分に熱がこもりやすくなり、発熱・故障・断線の原因になることもあるんです。近くを掃除するときでも、黄色いテープが見えるくらいまでコードを引き出すのが正しい使い方。
ただし、赤テープを越えて引き出すと、コードの断線につながりますので、注意してください。
NG2.掃除機を押し続ける
掃除機のかけ方にも、じつはコツがあります。掃除機は前に進みながら“押す”作業が多いかと思いますが、じつは引くことも大事です。
押すだけでは、ゴミを十分に吸い取れないことがあります。「押し引き」を繰り返すことで、効率よくゴミを吸い取ります。
ヘッドには力を入れず、軽く滑らせるのも重要なポイント。力を入れたり強く押しあてると、床に傷がつくおそれがありますので避けましょう。
掃除機にも、じつは意外と知らない常識があります。毎日使うものだからこそ、間違った方法は故障や劣化の原因になりかねません。
正しい使い方を心がけて、掃除機を長く大切に愛用しましょう。
※掃除機の機種によって仕様が異なる場合があります。必ずお使いの掃除機の取扱説明書をご確認ください。