知らなかった…。「掃除機」の意外と知らない“NGな使い方”2つ「ずっと間違えてた…」

家のこと

2025.09.26

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。家をキレイに保つために欠かせない「掃除機」。つい慣れたやり方でサッと済ませちゃうことも多いですよね。しかし、当たり前にやっていた使い方が、じつは間違っている……なんてことも。そこで今回は、意外と知らない「掃除機のNGなかけ方」をご紹介します。

広告

NG1.コードを短く引き出す

すこし引き出した掃除機のコード

掃除機のコードを引き出すと、黄色いテープが付いていますよね。

コードに付いた黄色いテープ

このテープの意味を「これ以上出してはいけない印」と誤解していませんか。 正しくは、「この位置までコードを引き出してください」という目印です。JIS(日本工業規格)でコードリール式掃除機への黄色・赤の印の設置が義務付けられており、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)をはじめ各メーカーも、安全使用のため黄色の印まで十分にコードを引き出すことを強く推奨しています。

黄色いテープが見えるまで引き出す

短くしか出さないと、コードが巻かれたままの部分に熱がこもりやすくなり、発熱・故障・断線の原因になることもあるんです。近くを掃除するときでも、黄色いテープが見えるくらいまでコードを引き出すのが正しい使い方。

赤いテープは引き出さない印

ただし、赤テープを越えて引き出すと、コードの断線につながりますので、注意してください。

NG2.掃除機を押し続ける

掃除機のかけ方出典:stock.adobe.com

掃除機のかけ方にも、じつはコツがあります。掃除機は前に進みながら“押す”作業が多いかと思いますが、じつは引くことも大事です。
押すだけでは、ゴミを十分に吸い取れないことがあります。「押し引き」を繰り返すことで、効率よくゴミを吸い取ります。

ヘッドは軽く滑らせる

ヘッドには力を入れず、軽く滑らせるのも重要なポイント。力を入れたり強く押しあてると、床に傷がつくおそれがありますので避けましょう。

掃除機にも、じつは意外と知らない常識があります。毎日使うものだからこそ、間違った方法は故障や劣化の原因になりかねません。
正しい使い方を心がけて、掃除機を長く大切に愛用しましょう。

※掃除機の機種によって仕様が異なる場合があります。必ずお使いの掃除機の取扱説明書をご確認ください。

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る