NG1 古い食材をすぐに捨てず後回しにする
冷蔵庫がごちゃつく大きな原因のひとつは、片づけをつい先延ばしにしてしまうことです。特に残り物や賞味期限の過ぎた食材は、つい「あとで」と思ってしまいがち。食べ残しや期限切れの食材を捨てるのって、ちょっと罪悪感がありますよね。
解決策は、捨てるタイミングを決めること。燃えるごみの日の前夜に行うのがおすすめです。さらに、その日は「捨てる」だけを目標にするとハードルが下がります。翌朝すぐにごみ出しできるので、においや衛生面の心配もありません。冷蔵庫の中身が少なければ、日々の整頓もぐっと楽になります。
NG2 奥に入れた食材の存在を忘れがち
冷蔵庫の奥にある食材は、どうしても見落としがちです。新しい食材を入れるとさらに見えにくくなり、不要なものを買ってしまう原因にもなります。
対策としては、常備菜であればつくった日にカレンダーや手帳のマンスリーページにメモしておくのがおすすめです。
また、よく買う食材はふせんを使ってカレンダーに貼ると、毎回書かずに貼り替えするだけでよいのでとても手軽です。
「冷蔵庫チェックの日」を決めて、スマホのリマインダーで通知する方法も便利です。習慣化すれば、残り物の確認や整理がスムーズに進みます。
NG3 冷蔵庫内を一度にすべて掃除しようとする
冷蔵庫の片づけは、一日で一気にやるのは大変です。「捨てる」「整頓」「掃除」の3つに分けて考えてみましょう。
たとえば、燃えるごみの前日を「捨てる」日、ほかの日を「整頓」「掃除」と小分けにしてみると、短時間で取りかかれるようになり、無理なく続けやすくなります。
作業前の準備も大切です。生ごみ用やプラ用のごみ袋、野菜の汚れを拭く古新聞、予洗い用のスポンジなどを普段から用意しておくと、すぐに作業に取りかかれます。掃除の際は、すべてを一度にやろうとせず、その日気になる段だけを掃除するのがおすすめです。
冷蔵庫の整理は「大仕事」にしてしまうと続かず後回しになりがちです。捨てる作業を後回しにしない、見えなくなった食材を忘れない、掃除を小分けにする。この3つを意識して「ごみの日前リセット」をルーティン化すれば、無理なく整理整頓が習慣になります。におい対策にもフードロス防止にもつながる、今日から始められる簡単な習慣です。