どこでもキレイになるわけじゃない!「アルカリ電解水」が“苦手な汚れ3つ”「だから落ちないのか…」

家のこと

2025.10.14

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。主成分が水の「アルカリ電解水」は、洗剤を使いたくない場所のお手入れにも使える便利なアイテム。しかし、どんな汚れでも落とせるわけではありません。ここでは、意外と知らない「アルカリ電解水の苦手な汚れ」についてご紹介します。

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1. 石けんカス

鏡に蓄積した石けんかす出典:stock.adobe.com

お風呂場や洗面所に白くこびりつく石けんカス。これは、石けんが水道水に含まれるミネラルと反応したものです。この石けんカスはアルカリ性の性質を示すため、同じ性質を持つアルカリ電解水では効果があまり期待できません。
石けんカスを効率よく落とすには、クエン酸など酸性の洗剤を使うのが正解です。

2.頑固な水アカ

蛇口にこびりついた水アカ出典:stock.adobe.com

蛇口や鏡にこびりつく水アカも、アルカリ電解水が不得意な汚れのひとつです。水アカは、水道水に含まれるミネラル分が固まったもの。これもアルカリ性なので、同じアルカリ性の電解水でお手入れしても作用せず、洗浄効果は期待できません。
水アカのお手入れも、石けんカス同様に酸性の洗剤を使いましょう。ナチュラル系の洗剤の中でも、クエン酸がおすすめです。

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3. 尿石

便器にこびりついた黄ばみ出典:stock.adobe.com

トイレの便器や便座裏に蓄積する、黄ばんだ尿石。放置するとガチガチに固まりますが、アルカリ電解水を吹きかけてもびくともしません。
実際に私も便器のフチ裏に使ってみましたが、ほとんど変化なし……。尿石を落とすには専用の酸性クリーナーを使うのが効果的です。

不得意な汚れを知ろう

どんな洗剤にも、得意・不得意な汚れがあります。掃除をラクにするためには、汚れに合う洗剤選びがポイントです。
アルカリ電解水は、皮脂や油汚れなど酸性の汚れに向いています。適切な使い方を理解して、アルカリ電解水を日々のお手入れに活用しましょう。

 

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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