知らなかった。「クエン酸」では効かない“3つの汚れ”「もう間違えない」「正しく使う」

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2025.10.30

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。水アカ掃除に便利な洗剤と言えば、「クエン酸」が定番です。しかし、どんな汚れでも落とせるわけではありません。ここでは、クエン酸では落としにくい“3つの汚れ”についてご紹介します。

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1.カビ

クエン酸が苦手な汚れ①カビ出典:stock.adobe.com

お風呂場や、窓のゴムパッキンにこびりつくカビ。じつは、クエン酸では落とすのが難しい種類の汚れです。
酸性のクエン酸では、カビを根元から除去するのが難しいため、適切なお手入れ方法とは言えません。
クエン酸水などで拭きとると、一見キレイになったように見えるかもしれませんが、根っこは残ったまま。しばらくすると、同じ場所に再びカビが生えます。
カビを処理するには、塩素系や酸素系のカビ取り剤、またはアルコール使うと効果的です。素材によって使えるカビ取り剤が異なりますので、素材や場所に合わせて、適切なお手入れを行いましょう。

2.キッチンの油汚れ

クエン酸が苦手な汚れ②キッチンの油汚れ出典:stock.adobe.com

コンロまわりや換気扇のベタベタ油汚れ。これらも、クエン酸ではあまり落ちません。 油汚れを効果的に分解・除去するにはアルカリ性洗剤が適しており、酸性のクエン酸では十分な洗浄効果が得られません。 キッチンの油汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤が効果的です。軽い汚れなら、中性洗剤で拭き取るだけでも落ちます。

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3.皮脂汚れ

クエン酸が苦手な汚れ③皮脂汚れ出典:stock.adobe.com

家の中で意外と見落としがちなのが、手アカや皮脂汚れ。ドアノブやスイッチ、テーブルの端など、毎日少しずつ蓄積していくのが厄介です。これらの皮脂汚れも、クエン酸での掃除はおすすめできません。
ドアノブやテーブルについた皮脂は、中性洗剤で簡単に落ちます。ウタマロクリーナーやホームリセットなどの住宅用洗剤は、毎日の拭き掃除におすすめです。二度拭き不要なので、こまめにお手入れする習慣がつきますよ。

クエン酸にも不得意な汚れはある

クエン酸は、水アカをはじめとするアルカリ性の汚れに強い一方、カビ・油・皮脂のような汚れには不向きです。
掃除の負担を減らすには、汚れに合う洗剤を上手に使い分けることが大切。クエン酸の得意・不得意な汚れを知って、日々の掃除に活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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