1.カビ
お風呂場や、窓のゴムパッキンにこびりつくカビ。じつは、クエン酸では落とすのが難しい種類の汚れです。
酸性のクエン酸では、カビを根元から除去するのが難しいため、適切なお手入れ方法とは言えません。
クエン酸水などで拭きとると、一見キレイになったように見えるかもしれませんが、根っこは残ったまま。しばらくすると、同じ場所に再びカビが生えます。
カビを処理するには、塩素系や酸素系のカビ取り剤、またはアルコール使うと効果的です。素材によって使えるカビ取り剤が異なりますので、素材や場所に合わせて、適切なお手入れを行いましょう。
2.キッチンの油汚れ
コンロまわりや換気扇のベタベタ油汚れ。これらも、クエン酸ではあまり落ちません。 油汚れを効果的に分解・除去するにはアルカリ性洗剤が適しており、酸性のクエン酸では十分な洗浄効果が得られません。 キッチンの油汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤が効果的です。軽い汚れなら、中性洗剤で拭き取るだけでも落ちます。
3.皮脂汚れ
家の中で意外と見落としがちなのが、手アカや皮脂汚れ。ドアノブやスイッチ、テーブルの端など、毎日少しずつ蓄積していくのが厄介です。これらの皮脂汚れも、クエン酸での掃除はおすすめできません。
ドアノブやテーブルについた皮脂は、中性洗剤で簡単に落ちます。ウタマロクリーナーやホームリセットなどの住宅用洗剤は、毎日の拭き掃除におすすめです。二度拭き不要なので、こまめにお手入れする習慣がつきますよ。
クエン酸にも不得意な汚れはある
クエン酸は、水アカをはじめとするアルカリ性の汚れに強い一方、カビ・油・皮脂のような汚れには不向きです。
掃除の負担を減らすには、汚れに合う洗剤を上手に使い分けることが大切。クエン酸の得意・不得意な汚れを知って、日々の掃除に活用しましょう。
 
                         
                            



 
                                         
                                         
                                         
                                         
                         
                         
                         
                         
                        