ひと手間で全然違う!酵素や食物繊維がたっぷりな大根のおいしい食べ方「ほっとする味」「翌日も楽しめる」

料理・グルメ

2025.10.25

時短料理家の田内しょうこです。冷蔵庫にある定番食材で作る、“ふたつでおいしいふだんごはん”をご紹介します。今回の材料は、大根と豚ひき肉だけ。「おいしいのひと手間」で、短時間でごはんが進む味に仕上がります。できたてはもちろん、翌日にはさらに味がなじんでおいしい一品になりますよ。※調味料の数は食材に含めていません。

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大根×豚ひき肉。少ない手順でほっこり煮もの

材料

やさしい甘みの大根に豚ひき肉のうまみをからめた、みそ味のそぼろ煮です。
大根には消化を助ける酵素や食物繊維が豊富で、胃腸が疲れやすい季節にもぴったり。

先にレンチンすることで火の通りも早く、味が中までしみ込みます。
少ない調味料でしっかり満足、少しずつ寒くなり始めたこの時季にほっとするおかずです。

おいしいのひと手間1. 大根をあらかじめレンチンする

大切なポイントひとつめが、「大根にあらかじめ火を通す」こと。

美味しいのひと手間1

大根は下茹ですることで味が中までしっかりしみますが、その下茹での手間を電子レンジに任せてしまいましょう。
レンジで加熱している間に肉を炒めることで、時短にも繋がります。

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おいしいのひと手間2. 肉に先に味をつける

時短で作る場合には特に、肉には先に味をしっかりつけましょう。

おいしい2

そうすると、味がしみはじめたやさしい味わいの大根とのコントラストがきいて「おいしい!」と感じやすくなります。
水や大根を加えた後に味をつけると、ぼんやりとした味になってしまいますよ。

それではここから、作り方をご紹介します。

時短で作る、大根と豚肉の甘みそ煮(調理時間15分)

完成写真

材料(4人分)

  • 大根……半分(約500g)
  • 豚ひき肉……200g

<調味料>

  • みそ……大さじ2
  • みりん……大さじ2
  • 醤油……小さじ1
  • しょうが(すりおろし)……小さじ1
  • 水……100ml

<その他>

  • ごま油……小さじ1

作り方

1.大根は1cm幅の半月切りにする。(早く加熱したいときには、さらに半分のイチョウ切りにするとよい)

工程1

2.耐熱容器に大根を入れ、ラップをふわっとかけて600Wの電子レンジで4〜5分(500Wの場合は5〜6分)加熱します。(おいしくなる重要な工程!)

工程2

3.フライパンにごま油を熱し、豚ひき肉を中火で炒める。あまり触りすぎず、焼くようにして火を通していきます。

工程3

4.豚肉にあらかた火が通ったら、調味料を加えます。(おいしくなる重要な工程!)

工程4

5.大根と水を加え、ふつふつするくらいの火加減で、ふたをして煮る。

工程5

6.ときどき上下を返しながら8〜10分煮る。

工程5

当日はしゃっきり、翌日はしみしみ

ささっと煮た当日には、しゃっきり大根が楽しめます。

完成2

翌日はさらに味がなじみますので、味しみしみ大根が楽しめますよ。
ぜひ多めに作って、食べ比べてみてくださいね。

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著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

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