1.女性に多い「骨粗しょう症」のリスク
骨粗しょう症は、骨の量が減ってもろくなり、軽い衝撃でも骨折しやすくなる病気です。
特に女性は、閉経によるホルモンバランスの変化で、骨を守るエストロゲンが減少するため、発症リスクが高まることが知られています。
また、無理なダイエットや偏った食事、運動不足も骨密度の低下につながる要因です。
日々の生活の中で、骨を育てる習慣を意識していきましょう。
2.カルシウムとビタミンD、そして太陽光
骨づくりに欠かせないのが、カルシウムとビタミンD。
カルシウムは乳製品や小魚に多く含まれ、ビタミンDは魚類やきのこ類に加え、日光を浴びることで体内でも生成されます。
秋から冬にかけては日照時間が短くなるため、ビタミンDが不足しやすい季節です。
晴れた日には10〜15分ほど日光を浴びることで、体内のビタミンD生成をサポートできるとされています(※地域や個人差あり)。
3.舞茸のビタミンDで“骨を育てる食卓”に
きのこの中でも舞茸は、ビタミンDを豊富に含む食材のひとつ。
カルシウムの吸収を助ける栄養源として注目されています。
また、舞茸に含まれるβグルカンなどの食物繊維には、腸内環境を整える作用があることが報告されています(※一部研究段階)。
おすすめは、香ばしく焼いた舞茸を納豆と和える「焼き舞茸の納豆和え」。
納豆のビタミンK2は骨の形成を助けるとされ、舞茸のビタミンDと組み合わせることで、骨を支える栄養バランスを整える一品になります。
忙しい日の“骨ケアレシピ”として、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてください。
参考資料:ビタミンDと日光浴の関係性とは? 日差しを浴びる時間や注意点を解説
焼き舞茸の納豆和え

材料(2人分) 調理時間15分
納豆(タレカラシなし)……2パック
舞茸……50g
ごま油……35g
塩⋯⋯少々
コショウ⋯⋯少々
小ねぎ(小口切り)……お好みで
ポン酢……小さじ2
作り方
1 舞茸は食べやすい大きさに割いてごま油で炒め、塩・コショウをふる。

2 納豆はよく混ぜて粘りを出しておく。
3 ボウルに1の舞茸、2の納豆、小ねぎ、ポン酢を入れてよく混ぜ合わせる。

4 器に盛ったらできあがり。




