牛乳パックを災害時にも活用
災害が多発している昨今、いざというときのために防災グッズや非常食を備えている家庭も多いでしょう。しかし非常食の中には、食べるときにスプーンが必要なものもあります。スプーンが足りなかったり、自宅にスプーンを取りに行くことができない非常時には、「牛乳パック」があると助かるそうです。
今回は、警視庁警備部災害対策課X(旧Twitter)で紹介されていた、牛乳パックの活用方法を実際に試してみました。
牛乳パックでスプーンを作る方法
必要なものは、「牛乳パック」と「油性ペン」と「ハサミ」の3つです。
※牛乳パックはよく洗い、しっかりと乾かしたものを使います。

作り方
牛乳パックにペンでスプーンの形を描きます。実際に手で持ったときを想像して、ほんの少し大きめに、柄の部分を太めに描くのがポイントです。

線に沿って、ハサミで切り抜きます。ペンの跡が残らないように切り取りましょう。


切り出したスプーンの真ん中から谷折りにして、窪みをつけたら完成です。

使うときはラップをかぶせると衛生的で洗う必要もなく、繰り返し使えます。スープを飲むときは、柄の部分を少し上向きになるように形を整えると使いやすくなりますよ。
※ラップをかぶせることで衛生面を保てますが、熱いスープや酸性の強い食品に使う場合は注意してください。

牛乳パックで作ったスプーンで、実際にスープを飲んでみました。
使いやすいとまではいきませんが、意外にちゃんとすくうことができて驚きました。

具をすくうのも問題なく、食べやすかったです。このスプーンがあるかないかで大きく違いました。

牛乳パックは薄くて軽い紙でできていますが、コーティングされているため水でふやけることもなく丈夫です。加工も簡単なので、非常用持ち出しバッグに備えておくと、物資が足りない災害時に役立ちそうですね。
いざというときのために、ぜひ覚えておいてくださいね!
※使用する際は衛生面や安全性に十分注意してください。

