「パイプハイター」で使い方を勘違いするとあぶない“3つのNG”「大掃除で気をつける」

家のこと

2025.12.17

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。排水口の掃除に便利な、花王の「パイプハイター」。詰まりや臭いを解消できますが、強力だからこそ使用方法には注意が必要です。ここでは、やってはいけない「パイプハイターのNGな使い方」を3つご紹介します。

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NGその1.トイレの詰まり解消に使う

NG①トイレの詰まりに使う出典:stock.adobe.com

排水に強いイメージがあるせいか、詰まりはハイターで何とかなると思われがちです。しかし、実際のところ、パイプハイターではトイレの詰まりは解消できません。髪の毛やヌメリは溶かしますが、固形物を除去する効果はないんです。
トイレが詰まった場合は、ラバーカップを使用するほか、専門業者の力を借りるのが安心です。

NGその2.ブラシを使う

NG②ブラシを使う出典:stock.adobe.com

汚れが頑固であればあるほど、ブラシでこすりたくなるもの。しかし、パイプハイターでお手入れするとき、ブラシの使用は控えるべきです。
その理由は、液がはねるおそれがあるから。パイプハイターは髪の毛やヌメリを溶かすほどの威力を持つ、アルカリ性洗剤です。ブラシでこすったときに液が飛び散れば、目に入ったり皮膚に触れたりする可能性があります。
パイプハイターは高粘度のジェル状なので、こすらなくても汚れにしっかり密着するのがメリット。広げたいところにかけて、あとは時間を置いて流すだけで汚れが落ちますよ。

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NGその3.熱湯で流す

NG③熱湯を流す出典:stock.adobe.com

パイプハイターは最後に洗い流す必要があります。このとき、熱湯をザーッとかけるのも避けるべき使い方です。
熱湯をかけると、薬剤の反応が強くなりすぎて有害なガスが発生するおそれがあります。
洗い流すときは、水道水でOK。勢いよく水を流せば、残った汚れや薬剤もまとめて押し流せるため、熱湯に頼る必要はありません。

正しい使い方で安全にパイプ掃除を

パイプハイターを安全に使うポイントは、「詰まりには使わない」「こすらない」「熱湯を使わない」の3つです。身近な洗剤だからこそ、知らずにやってしまうことって意外と多いもの。
正しい使い方と注意事項をしっかり確認して、安全に排水口をお手入れしましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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