「みそ汁」にいれると腸がよろこぶ。“食物繊維がたっぷりな2つの食材”とは?

料理・グルメ

2025.12.30

発酵食品マイスター・スキンケア指導士の坂下莉咲です。食後に強い眠気を感じるとき、背景の一つに考えられるのが、食後血糖値が急上昇・急降下する「血糖値スパイク」。今回は、食後の不調と、日常に取り入れやすい“血糖コントロールを助けるみそ汁習慣”について見直していきます。

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1.血糖値スパイクが引き起こす不調

眠い出典:stock.adobe.com

食後に急な眠気や集中力の低下を感じる背景には、血糖値スパイクが影響している場合があります。
血糖値が急上昇すると、それを下げるためにインスリンが多く分泌され、今度は血糖値が急激に下がります。
この“急変動”が、眠気やだるさ、やる気の低下につながるとされています。
血糖値スパイクが起きやすい食べ方そのものを見直すことが、日中を快適に過ごすためのポイントになります。

2.食物繊維 → たんぱく質 → 糖質の順がポイント

野菜出典:stock.adobe.com

血糖値スパイク対策として注目されるのが“食べる順番”です。
まずは食物繊維を含む食品から食べ始めることで、糖の吸収がゆるやかになり、血糖値の急上昇を抑えやすくなるといわれています。
続いて、たんぱく質、最後に糖質という順番で食べると、より安定した血糖コントロールの一助になるとされています。
また、汁物を最初に取り入れることも満腹感を得やすく、食べ過ぎの予防が期待できます。
冬は「温めながら、食べる順番を整える」方法が無理なく続けられるケアのひとつです。

3.食物繊維・満足感・ヘルシー脂質がそろう

アボカド出典:stock.adobe.com

白菜は水分が多く低カロリーながら、食物繊維を含むため、最初の一皿として取り入れやすい冬野菜。
煮ると甘みが増して食べやすく、みそとの相性も抜群です。
アボカドは食物繊維と良質な脂質が豊富。
脂質は糖の吸収をゆるやかにする働きも報告されています。
この2つをみそ汁に合わせれば、食物繊維・発酵食品・ヘルシー脂質がそろう血糖値コントロールを意識した献立づくりに役立つ一杯になるでしょう。

参考資料:もう血糖値スパイクは起こさない!<必見>食べ方・運動ルールとは

白菜とアボカドのみそ汁

白菜みそ汁

材料(2〜3人分) 調理時間15分

だし汁……400〜500mL
みそ……15〜20g
白菜⋯⋯100g
アボカド……2分の1個
すりごま(黒)⋯⋯お好みで
ごま油⋯⋯お好みで

作り方

1 鍋にだし汁、食べやすく切った白菜とアボカドを入れて中火にかける。

白菜とアボカド

2 沸騰したら火を弱めて煮る。

3 全体が馴染んだら火を止めてみそを溶き入れる。

みそ

4 器に盛ってすりごまとごま油をかけたらできあがり。

白菜みそ汁

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著者

坂下莉咲さんプロフィール

坂下莉咲

身体の中から美容と健康を意識した「1日1発酵食品」を習慣に。 美容業に携わって10年以上。理想の肌へ導くカウンセリングでは、食事などのインナーケアとスキンケアの両面からアドバイス。 科学的根拠のある美容知識をInstagramやTwitterで発信中。 saitaでは腸がよろこぶ簡単レシピをご提案。

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