1.血糖値スパイクが引き起こす不調
食後に急な眠気や集中力の低下を感じる背景には、血糖値スパイクが影響している場合があります。
血糖値が急上昇すると、それを下げるためにインスリンが多く分泌され、今度は血糖値が急激に下がります。
この“急変動”が、眠気やだるさ、やる気の低下につながるとされています。
血糖値スパイクが起きやすい食べ方そのものを見直すことが、日中を快適に過ごすためのポイントになります。
2.食物繊維 → たんぱく質 → 糖質の順がポイント
血糖値スパイク対策として注目されるのが“食べる順番”です。
まずは食物繊維を含む食品から食べ始めることで、糖の吸収がゆるやかになり、血糖値の急上昇を抑えやすくなるといわれています。
続いて、たんぱく質、最後に糖質という順番で食べると、より安定した血糖コントロールの一助になるとされています。
また、汁物を最初に取り入れることも満腹感を得やすく、食べ過ぎの予防が期待できます。
冬は「温めながら、食べる順番を整える」方法が無理なく続けられるケアのひとつです。
3.食物繊維・満足感・ヘルシー脂質がそろう
白菜は水分が多く低カロリーながら、食物繊維を含むため、最初の一皿として取り入れやすい冬野菜。
煮ると甘みが増して食べやすく、みそとの相性も抜群です。
アボカドは食物繊維と良質な脂質が豊富。
脂質は糖の吸収をゆるやかにする働きも報告されています。
この2つをみそ汁に合わせれば、食物繊維・発酵食品・ヘルシー脂質がそろう血糖値コントロールを意識した献立づくりに役立つ一杯になるでしょう。
参考資料:もう血糖値スパイクは起こさない!<必見>食べ方・運動ルールとは
白菜とアボカドのみそ汁

材料(2〜3人分) 調理時間15分
だし汁……400〜500mL
みそ……15〜20g
白菜⋯⋯100g
アボカド……2分の1個
すりごま(黒)⋯⋯お好みで
ごま油⋯⋯お好みで
作り方
1 鍋にだし汁、食べやすく切った白菜とアボカドを入れて中火にかける。

2 沸騰したら火を弱めて煮る。
3 全体が馴染んだら火を止めてみそを溶き入れる。

4 器に盛ってすりごまとごま油をかけたらできあがり。




