公的機関が示す、高齢運転者の安全運転のポイント
高齢の家族と同乗する際、意識しておきたいポイントがあります。ここでは、公的機関の情報をもとに、同乗者ができる安全面での配慮を4つご紹介します。
1. 出発前に体調の様子をさりげなく見守る
運転前には体調を確認し、普段と違うと感じた場合は無理に運転しない判断が大切だとされています。また、運転中に体調不良を感じた場合は、早めに安全な場所に車を止め、休息を取ることも必要です。
同乗者としては、顔色や様子に気を配りながら「今日は調子どう?」と声をかけることで、無理をしない判断を後押しになることがあります。
※参考:愛知県警察|高齢ドライバーの方へ
https://www.pref.aichi.jp/police/koutsu/koutsu-s/koureidriver.html
2. 運転する時間帯や天候、距離を選ぶ
雨の日や夕暮れ時、夜間などは視界が悪くなり、自動車や自転車、歩行者の発見が遅れたり、距離や速度が分かりにくくなるため、事故が起こりやすくなっています。
同乗者としては、天候や時間帯を見ながら「今日は無理せず別の手段にしようか」「近場だけにしておこうか」と声をかけることで、運転の負担を軽減できることがあります。
※参考:千葉県警察|高齢者の交通事故を防ぐために
https://www.police.pref.chiba.jp/kotsusomuka/traffic-safety_defend-03_08.html
※参考:警察庁|薄暮時間帯における交通事故防止
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/hakubo.html
3. 疲労や判断力、思い込みに注意する
高齢ドライバーの事故要因として、病気や加齢による判断力・反応速度の低下に加え、「この道は大丈夫だろう」「相手は止まるだろう」といった思い込みによる“だろう運転”などが挙げられています。
同乗中に反応が遅く感じられたり、疲れている様子が見られた場合には、「少し休もうか」と早めに休憩を提案することも、安全運転につながります。また、「車が出てくるかもしれないね」などと周囲への注意を促す声かけも、思い込みを防ぐ助けになることがあります。
※参考:警察庁|高齢者の安全への取り組み
https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/koureiunten/kaigi/2/shiryo/shiryo-10.pdf
4. 自分自身のシートベルトもしっかり着用する
警察庁は、すべての座席でシートベルトを着用することが命を守ると呼びかけています。万が一のとき、同乗者がケガをしてしまえば、運転者を助けることもできません。まずは同乗者自身の安全を確保しておくことが大切です。また、車内に落下しそうな荷物がないかを確認しておくことも、事故時のケガを防ぐことにつながります。
※参考:警察庁|全ての座席でシートベルトを着用しましょうhttps://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/seatbelt.html
同乗者としての安全サポート
高齢の家族が運転を続けていると、不安を感じる場面もあるかもしれません。すぐに答えが出る問題ではありませんが、同乗者としての気づきや声かけが、家族の安心につながることもあります。
無理に注意したり責めたりするのではなく、一緒に安全を守るという気持ちで寄り添うことが、大切な一歩になるのではないでしょうか。




