「キッチンシンク」の寿命を縮めてしまう“NG掃除”と“正しい掃除法”「劣化を防ぐ」「清潔感キープ」

家のこと

2025.12.18

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日のように使うキッチンのシンク。こまめな掃除が必要ですが、お手入れ方法を間違うと劣化するおそれも……。ここでは、日常のお手入れでやりがちな、「キッチンシンクのNGな掃除方法」をご紹介します。

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NGその1.粉のクレンザーを使う

NG①粉のクレンザーを使う出典:stock.adobe.com

キッチンシンクの汚れがひどい場合、粉のクレンザーのような研磨力のある洗剤を使いたくなることもあるでしょう。ゴシゴシこすっても落ちない汚れが、簡単にピカピカになるとうれしいですよね。
しかし、シンクの素材は見た目以上に繊細。粉のクレンザーで汚れが落とせても、シンク自体が傷つくおそれがあります。その傷にまた汚れが入り込めば、さらに汚れやすくなり悪循環です。
キッチンシンクに粉のクレンザーは使えません。どれだけ汚れがひどくても、粉クレンザーの研磨力に頼るのはやめましょう。

NGその2. 酸素系漂白剤で長時間つけ置きする

NG②酸素系漂白剤で長時間つけ置きする出典:stock.adobe.com

「塩素ほど強くないから大丈夫」と、自己判断で酸素系漂白剤を使うこともおすすめしません。酸素系漂白剤をお手入れに使うこと自体は問題ありませんが、長時間のつけ置きはNGです。
特に、ステンレス製のシンクは注意が必要。酸素系漂白剤で長時間つけ置きすると、変色などの劣化につながる場合があります。酸素系漂白剤を使う場合は、適度な時間で切り上げるよう意識しましょう。

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NGその3.熱湯で洗う

NG③熱湯で洗う出典:stock.adobe.com

気をつけるべきなのは、洗剤だけではありません。「熱湯」も、キッチンシンクのお手入れで使うのを避けた方がいいもののひとつです。
油汚れなどは熱湯を使うと簡単に落ちるイメージがあるかもしれませんが、ステンレスが熱により一時的に膨張し「ボコン」と音がすることがあります。さらに塩ビ素材の排水口・排水管に対してダメージが大きく、温度によっては軟化するおそれがあるため注意してください。
キッチンシンクのお手入れにお湯を使う場合は、ぬるま湯程度にとどめておくと安心です。

キッチンシンクのお手入れは「台所用中性洗剤+スポンジ」が正解

キッチンシンクのお手入れは「台所用中性洗剤+スポンジ」が正解

やり方ひとつで寿命を縮めてしまうことも少なくない、キッチンシンクのお手入れ。基本的には「台所用中性洗剤」と「やわらかいスポンジ」の2つあれば十分です。

スポンジに台所用中性洗剤を含ませる

スポンジに台所用中性洗剤を含ませて……

やさしく汚れをこすり落とす

やさしく汚れをこすり落とすだけでOK。

水洗いする

しっかり水洗いした後、水分を拭き取るとピカピカになりますよ。毎日のように使う場所だからこそ、正しいお手入れをこまめに行って清潔感をキープしましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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