使っていない「手ぬぐい」の意外な使い道

手ぬぐいは薄くて乾きやすく、実用性の高い布製品です。しかし現代の暮らしでは、ハンカチやタオルが主流となり、その結果、使われる機会が減りがちになっています。
特に景品や記念品としてもらったものは、「もったいない」という気持ちから使う機会を逃し、収納の奥にしまわれがちです。整理収納の観点から見ると、このような使う機会がないものの、捨てにくい物こそ、暮らしを圧迫する原因になりやすいのです。
縫うだけで完成する、簡単フェイスカバー
今回リメイクしたのは、手ぬぐいを使ったフェイスカバーです。メイクをしてから着替える際などに活躍するアイテムですが、常備している家庭は多くないのではないでしょうか。作り方もシンプルなため、裁縫が苦手な方でも挑戦しやすく、一つ作っておくと便利です。
作り方の手順
1:手ぬぐいを縦半分に折り、輪になっている側から約40cmを目安に、縦方向に縫います。


2:筒状になった布の縫い目を中央に合わせ、布の端を左右に開きます。

3:布の上端から約5mmの位置を横に縫い、袋状にします。


これで完成です。作業時間も短く、ミシンがなくても手縫いで対応できます。
市販品との違いとリメイクのメリット

アパレルショップの試着室などで使われているフェイスカバーは、不織布製の使い捨てが一般的です。一方、手ぬぐいで作ったフェイスカバーは洗って繰り返し使えるため、環境にやさしく、コスト面でも負担を抑えやすい点が特徴です。
実際に使用した感想としては、頭側が深く、ずれにくい点もメリットに感じました。生地に透け感がないため、視界はやや制限されますが、自宅での着替え用途であれば十分実用的で、暮らしに取り入れやすいアイデアです。
眠らせない工夫で暮らしをもっと快適に
使われずに眠っている手ぬぐいも、少しの工夫で暮らしに役立つ存在になります。捨てる前にリメイクという選択肢を取り入れ、無理のないエコな生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。
