「一見便利そうな収納、使ってないのと同じかも…」家に潜む“デッドスペース”を見つけるコツ3選

掃除・暮らし

2026.05.12

片づけてもまた散らかるとき、「モノが多いから」と思っていませんか? でも原因はそれだけではないかもしれません。家の中には、使っているつもりでも、実はうまく機能していない“デッドスペース”があります。その使いづらさが、仮置きや散らかりを生み出しているのです。この記事では、そんなデッドスペースを見つける3つのヒントを紹介します。

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家が散らかる本当の理由は“デッドスペース”でした

片づけても、気づけばまた散らかってしまう……。
その理由は「モノが多いから」と考えていませんか? でも実は、原因はそれだけではないかもしれません。

それが、家の中に潜んでいる「デッドスペース」です。デッドスペースというと、空いているのに使われていない場所をイメージするかもしれませんね。

でも、「使っているつもりで、実はうまく機能していない場所」もデッドスペースなのです。きちんと収まってきれいに見える棚こそ、見直しポイントが多かったりします。

デッドスペースは一見綺麗に見えてもたくさんある

デッドスペースがあると、モノは自然と「置きやすい場所」に流れていくため、テーブルやカウンターなどに仮置きが増え、散らかってしまうのです。

ちょい置き

まずはデッドスペースを探してみる

こういうときにおすすめなのが、「デッドスペース・ハント」。家の中のデッドスペースをゲーム感覚で探す、私が考案したお片付けメソッドです。

やり方はかんたん。用意するのはペンとメモ帳だけ。家の中を見てまわりながら、収納の中身を点検します。

筆記用具だけあればいい

デッドスペースの見つけ方には、3つのコツがあります。
この3つのポイントをチェックしながら、デッドスペース化している場所をメモしていきましょう。

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見つけ方(1) 最近出し入れした記憶がないもの

使っているわけではないのに、なぜか定位置のようにいつでもそこにあるものはありませんか。それはその場所が便利だからではなく、「動かす理由がないまま残っているだけ」かもしれません。

たとえばわが家では以前、子どものおもちゃをひとつの部屋にまとめていました。

おもちゃ部屋だった場所

そこは玄関からリビングへ向かう途中にある小部屋です。

子どもが大きくなったので使わなくなったおもちゃを整理・処分し、残ったものを別の場所に移動させたところ、大容量の収納スペースが生まれました。

このように「出し入れした記憶がないもの」がある場所は、今の暮らしに合っていない配置になっているサインです。

見つけ方(2)取りに行く・戻すのが面倒なもの

使うたびに別の部屋へ取りに行ったり、使ったあとに戻すのが少し面倒に感じたりするものはありませんか。これは動線が合っていないサインです。

ほんの数歩の距離でも、その積み重ねが「あとでいいか」を生み、出しっぱなしや後回しにつながります。

たとえば、以前のわが家ではティッシュがなくなるたびに物置へ取りに行く必要がありました。そのたびに何度も扉を開け閉めしていたのです。その結果、「ティッシュを補充する」という作業にかかっていた時間はなんと、年間9時間以上! とてももったいない時間の使い方をしていました。

ストックの管理は、図書館のように考えるとわかりやすくなります。図書館には、だれでも手にとれる書棚の本と、書庫にしまわれた本がありますよね。
家の中でも同じように、使う場所の近くに少量のストックを置いておき、なくなったら物置などの大容量の収納スペースから補充します。こうすることで、何度も取りに行く手間が減りました。

少量のストック

見つけ方(3)かがむ・背伸びが必要な場所のもの

キッチンの高いところにある扉

取り出すときや戻すときに、いつもかがんだり背伸びしたりしているものはありませんか。

ワンアクション増えるだけでも、毎日のことになると負担になります。その小さな手間が積み重なり、気づけば別の取りやすい場所に置かれるようになってしまいます。

使いにくい高さにある収納は、次第に使われなくなり、デッドスペースになっていきます。

デッドスペースを見つけたらやること

こうして見ていくと、散らかりやすさはモノの量ではなく、「使いやすさのズレ」から生まれていることがわかります。収納が足りないのではなく、今の自分の動きに合っていないだけというケースも少なくありません。

デッドスペースを見つけたら、やることはシンプルです。使わないものは手放し、使うものは場所を入れ替えて、日々の動線に合った配置に整えます。

片づけはがんばるものと思っていました。でも本当に大切なのは「がんばらなくても戻せる仕組み」をつくることなのかもしれません。

まずは家の中の“使われていない場所”を見つけることから始めてみてください。
その収納は、もしかしたら使っていないのと同じになっているかもしれません。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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