教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

株式会社コレット代表取締役。心理学、脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。『モヤモヤしない考え方』(ワニブックス)/最新刊『私は私を幸せにできる』(KADOKAWA)がある。
幸福度が高い人の「梅雨の時間の使い方」4つのポイント
湿気でまとまらない髪、乾かない洗濯物など、つい溜め息をつきたくなることが増える6月。気圧の変化による“なんとなくの不調”も、切実な問題です。
そんな中、雨の季節を味方につけ、むしろ幸福度を上げている人たちがいます。今回は、雨の日を自分を慈しみ、心を整える時間に変えるための4つの工夫をご紹介します。
1.外に出ない時間を「空間と気持ちを整える時間」にあてる
幸福度が高い人は、雨で予定がキャンセルになったとき、その時間を“充実するためのひととき”として受け取ります。 あちこちに向いていた意識を、自分の内側へと戻す絶好のタイミングだと捉えるのです。家の中を整えたり、自分の思考を整理したりするのに最適な時間になります。
たとえば、スマートフォンの写真を整理したり、本棚の隅で眠っていた一冊を手に取ってみたり。物理的な空間を整えることは、“心のノイズ”を取り除くことにもつながります。雨音をバックグラウンドミュージックにして静かに自分と対話する時間は、最高の贅沢だと思いませんか?
2.「雨の日専用」の五感を喜ばせる習慣を持つ
気分が沈みがちな時期だからこそ、“雨の日だけの特別”を用意するのも賢い方法です。雨が降ったら、「お気に入りのお香を焚く」「お気に入りの場所から雨を眺める」といったマイルールを決めておきましょう。嗅覚や視覚を心地よく刺激すると、脳は雨の日を“不快な時間”ではなく、“リラックスできる時間”として認識していきます。
実際に、雨の音には自然界が持つ“ゆらぎ”のリズムが含まれており、私たちの脳と心を落ち着かせる効果があると言われています。雨音を聞く、雨を眺めるなどの小さな習慣をぜひ楽しんでみてくださいね。
3.「省エネモード」の自分に許可を出す
梅雨時に一番避けたいのが、晴れの日と同じパフォーマンスを自分に求めてしまうこと。幸福度の高い人は、自然のサイクルに合わせて過ごすのが上手です。低気圧で体が重い日は「今日は室内でできることをしよう」と割り切り、活動量を意識的に落としてみましょう。
無理に動こうとせず、あえて早めに布団に入る。こうしたいつもと違う過ごし方を自分に許すことは、大人の自愛(セルフケア)において最も重要なスキルです。
4.湿気を逆手に取る「潤いのケア」
雨の日の湿度を“不快”ではなく、“保湿”と捉え直す視点も素敵です。この時期は、肌や喉にとってはむしろやさしい季節。普段は忙しくて後回しにしがちな、丁寧なスキンケアやヘアパックをしてみませんか?
いつもより少し時間をかけてお風呂に浸かる。外が潤っているからこそ、自分の体も潤いで満たしてあげる。そんなふうに自分を丁寧に扱うことで、鏡に映る表情も自然と明るくなっていくはずです。
梅雨を味方にして、自分を整える日々に
梅雨は、激しい夏が来る前の「凪(なぎ)」のような時間。 雨音に耳を澄ませ、歩みを少しだけ緩めてみる。そんな過ごし方ができる大人は、どんな季節であっても自分の幸せを自分で作り出せる人です。
今年の梅雨は、雨音の中に溶け込むような穏やかな時間を過ごしてみませんか?




