教えてくれたのは……天野千恵里(あまの・ちえり)先生

一級建築士・風水師。大手ハウスメーカーで設計・インテリア業務に従事後、「住まいで運気を高めたい」という声をきっかけに本場中国伝統風水を学ぶ。25年以上、延べ4000件以上の鑑定実績を持つ。住宅・店舗・オフィスの風水鑑定や設計提案を行い、「運気の流れまで整った空間づくり」に定評がある。YouTube「開運風水チャンネル」は4万人登録。
お金が貯まりやすい家は「空間を整えている」
前回の記事では、「家の“気の入口”とされる玄関を整えることが、心や行動、金運につながる理由」についてご紹介しました。今回はお金の巡りにつながる整理収納のポイントをご紹介します。
中国伝統風水では、すべての家に共通する「金運に良い場所」があるわけではなく、運気に関係する場所は、建物の向きや建築時期などから個別に判断します。
風水と掃除は本来別物であり、中国伝統風水では、「片づければ直接お金が増える」とは考えません。ただし、物があふれて動線がふさがれると、玄関から入った気や人の動きが滞りやすくなります。空間を整えることは、判断力や行動力を保ち、お金の流れをつかみやすくする土台になります。
意外とやりがちな「金運を下げる5つのNG習慣」
金運を整える際に注意したいのは、次のような状態です。
- 玄関や通路を収納場所がわりにして、動線をふさいでいる
- 収納の奥に、壊れた物や使わない物を長期間放置している
- 食品や日用品のストックを把握できず、重複買いや期限切れが多い
- 財布、通帳、請求書など、お金に関する物の置き場所が定まっていない
- 水漏れや壊れたものをそのままにしている
これらが直接金運を下げると断定はできませんが、無駄な出費や判断の遅れにつながりやすい環境と言えます。
今日からできる!お金の巡りを整える整理収納のコツ
環境学的な観点から、お金をかけずに取り組みやすい整理収納のコツは「気の流れを妨げない仕組みをつくること」です。
コツコツ整える習慣は、誰でも取り入れやすく、日々の暮らしの中で金運を育む土台となります。最初の一歩として、「自分が何を持っているか把握できる環境」をつくることから始めましょう。
1.「玄関と通路」を整えて、“気の入口”を開く
まずは、外から気を迎え入れる「玄関」と「玄関から続く通路」を整えるのがおすすめです。
- 玄関に出す靴は、普段履くものだけにする
- 玄関と通路をふさがず、気と人が入りやすい状態をつくる
- 段ボール・不要な荷物を置きっぱなしにしない
不要な荷物を減らし、人が無理なく通れる状態をつくりましょう。動線が整うと、気の流れもスムーズになります。
2.「毎日使う場所」を整えて、“判断力”を磨く
次に整えたいのは、キッチンや仕事スペースです。毎日使う場所が整うと、暮らしや仕事の効率が上がります。一度に全部片づけようとせず、少しずつ空間に余白をつくるように習慣化していきましょう。
- 不要な物を毎日5つだけ手放す
- 食品、洗剤、文房具など、同じ種類の物を一か所に集めて収納する
- 財布やお金関係の書類に定位置をつくる
- 収納用品を買う前に、まず不要な物を減らす
冷蔵庫やストック棚の中身が把握できていないと、「ソースがないと思って買ったら家にあった」「洗剤をまた買ってしまった」 といった重複買いが起こりやすくなります。食品の場合は賞味期限切れにもつながり、結果としてお金が出ていきやすい状態になってしまいます。もし奥が見えない収納になっている場合は、月1回など定期的に冷蔵庫やストック棚の在庫を見直す習慣をつくると、無駄な出費が少しずつ減っていきます。
お金が貯まりやすい家には、必要な物が決まった場所に収まり、何を持っているか把握できる収納という共通点があります。収納に少し余白があり、出し入れしやすいことも共通しています。請求書や領収書を放置せずにお金の出入りを把握することや、収納を増やす前に今あるスペースに合わせて量を見直すことも、金運を高めるうえで大切なポイントです。
3.「水回り」をキレイにして、“財の巡り”を整える
中国伝統風水では、“水=財”とされ、水回りを清潔に保つことが金運と直結すると考えられています。
- 蛇口、シンク、洗面ボウルの汚れ
- 鏡の曇り
- ニオイの滞留
こうした状態は「お金の曇り」につながるとされます。 キッチンや洗面所がくすんだままだと、金運の巡りも停滞しやすくなります。ピカピカに磨くなど、こまめにお手入れを続けて、財の巡りを整えていってくださいね。
日々の小さな整えが積み重なることで、気の巡りとお金の巡りは良い方向へ動きやすくなります。できることから取り組み、心地よく暮らせる環境を育てていきましょう。






