「似合う服がわからない」悩みは、手持ち服で解決!
「似合う服がわからなくて、クローゼットに服がどんどん増えていくんだよね。最近よく聞く骨格ストレートとかブルベってどうすればわかるんだろう」
ママ友と話していると、こんな悩みをよく耳にします。
似合う服を探す手がかりのひとつに、骨格診断やパーソナルカラー診断をはじめとするイメージコンサルティングがあります。私自身は10年前にひと通り受けましたが、かなり先まで予約待ちだったり、費用が予算に合わなかったり、近くにサロンがなかったりと、診断を受けるのが難しいケースもあります。
では、プロによる診断を受けられない場合、どうしたらいいのでしょうか。
私がおすすめしたいのは、「似合う服」ではなく「似合わない服」を見極める一生モノの直感を磨くこと。直感は観察を重ねることで身につきます。

自分にとって「似合わない服」の傾向がわかれば、買い物の失敗を減らせます。今回は、手持ちの服とスマホがあればできる、簡単な自己分析の方法を紹介します。
似合わない服を見つける「自己分析」のすすめ
サロンなどで専門家に診断してもらうことを「プロ診断」と呼ぶのに対し、本やインターネットの診断を使って自分でタイプを予想することは「自己診断」と呼ばれます。
でも、自己診断は難易度が高いものです。「手のひらが薄い?」「ゴールドとシルバーではどちらが似合う?」といった設問に、自分で答えなければならないのですが、あなたはぱっと答えがわかるでしょうか? 私もかつて「自己診断」で自分はブルベだと思っていましたが、実際には違いました。
また、タイプを予想できても、その結果を実際の服選びに生かすのはさらに難しいものです。服が似合うかどうかは、顔だち、体つき、肌の色など、いろいろな要素が絡み合うからです。「痩せて見えるけど、顔には似合わない」ということも起こります。

そこでおすすめしたいのが、手持ちの服を着て違和感を探す「自己分析」です。
やり方は簡単。さまざまな服を着て全身の写真を撮り、画像加工アプリで並べてコラージュしてみましょう。
ひとつの着こなしだけを見てもわかりませんが、写真を並べて比較すると「こっちのほうが痩せて見える」「服が悪目立ちして、顔に目がいかない」といった違和感に気づきやすくなります。
ここでは皆さんにイメージをお伝えしやすいように印刷して紹介していますが、実際にはスマホだけで十分ですよ。
こうして比較をくり返すと、「これは似合わないから、買わない」と、買う前に判断できるようになります。「100%似合う服」を見極めるにはプロの手が必要かもしれませんが、違和感のある服を見つける自己分析なら、自分でも取り組めます。しかも、磨けば磨くほど役立つ、一生モノのスキルになりますよ。
「似合わない」が見つかる3つのチェックポイント
違和感が見つかりやすいポイントは3つ。まずは、手持ちの服から次の条件で着比べてみてください。
今の私は「明らかに似合わない服」をほとんど持っておらず、わかりやすい比較がご用意できません。そこで、洋服選びにもっとも困っていた20代のころの「自己分析」写真をもとに紹介します。
最近の流行とは異なるため、やり方の参考にしてくださいね。
1. 着丈やサイズを変えて着比べる
丈やサイズの違う服を着比べて、違和感を探します。たとえば、短いアウターとロングコート、オーバーサイズとジャストサイズの服などです。

私は基本的にロングコートやオーバーサイズの服が似合いません。でも、違和感が少ないこともあります。それは、次に紹介するポイントが関係しているのかもしれません。
2. 生地の厚みや質感を変えて着比べる
厚みや質感の違う服を着比べて、違和感を探します。たとえば、ひらひらとした薄い生地の服と、パリッとした厚みのある服です。

私の場合、似合わないと感じる着丈でも、ひらひらとした薄い生地なら違和感がないことがあります。逆に、どんなに似合うサイズ感でも、もこっとした厚い服や、ハリのある硬い素材でできた服だと着膨れしてしまいます。
3. 服の色の濃さを変えて着比べる
似合う色を自力で見つけるのは難しくても、明るい色と暗い色の組み合わせを比較することで、似合わない配色の傾向をつかむことはできます。薄い色、中くらいの色、濃い色の服を着比べるだけです。
ポイントは、写真を白黒にしてチェックすること。色の明るさがわかりやすくなり、白・グレー・黒のように見比べられます。加工前がこちら。
加工後がこちらです。このように写真を白黒にするとぐっとわかりやすくなります。顔は載せていませんが、実際に自己分析をするときは、顔まで入れて全身を撮るのがコツです。

私の場合、白と黒のようなコントラストが強い組み合わせを着ると、服が悪目立ちすることを発見しました。まっ白なワンピースもいまいちでした。
自分にとって似合うコントラストの強さがわかると、柄物を選ぶときにも役立ちますよ。

「似合わない」に気づくコツは比べること
自分自身を見ても違いがわかりにくい……。そう思ったときは、家族の写真も借りて、一緒に見比べてみてください。
たとえば、私はコントラストが弱い配色が似合いますが、娘は白と黒のぱきっとしたコントラストの組み合わせだとおしゃれに見えます。夫は濃い色だけでまとめるとすっきりします。
写真を見比べたら、実際に着て確かめてみましょう。もし「似合わないけど好き」な服が多ければ、さらに違う観点から自己分析をしてみると、似合うヒントが見つかるかもしれません。
たとえば私は黒が好きですが、似合いません。ところが、透ける素材の黒トップスなら違和感がないことに気づき、似合わないけど好きなものも取り入れられるようになりました。

このように、自分の着画写真を見比べると「似合わない」と感じる服の傾向が可視化されます。気づいたことは、箇条書きでいいのでメモしておきましょう。記憶に残りやすくなるうえ、お店でも「これは似合わないからやめよう」と選択肢から外しやすくなります。
買い物の失敗を減らすことで、着ない服が増えるのを防いで、すっきりしたクローゼットが作れますよ。
