「ブラジャーは脇からお肉を寄せる」だけだけじゃない
ブラジャーのつけ方で「お店でやってもらったようにはきれいにできない」という声をよく聞きます。自分できれいにつけるのは難しいと感じる方は多いのですね。具体的なつけ方を聞くと「脇に流れているバストをカップに寄せる」というお答えがほとんどです。下着メーカーのサイトには確かに「カップにバストを収める」とあります。でもよく見ると動きの一部分と分かります。「ブラジャーのつけ方は脇からお肉を寄せること」だけが独り歩きしているのではないでしょうか?実はもっと大切なことがあるのです。
上記は同じ女性が同じブラジャーをちゃんとつけたとき、無造作につけたときの比較です。
ブラジャーはつけ方をちゃんとするのとしないのとでは全く違います。バストラインだけではなく着用感も違うのです。
ブラジャーの正しい付け方
ブラジャーは正しく付けないと違いが出ることが分かっていただいたところで、ここでは、簡単にきれいにできるブラジャーのつけ方をお伝えします。
ステップ1:ストラップに腕を通して前かがみの状態でホックを止める
年齢と共にバストは柔らかくなり下垂してきます。そのため、前かがみになって着用するだけでバストが自然にカップに入っていきます。できれば90度にお辞儀をするようにしてください。この時、アンダーベルトの位置に気を付けてください。上すぎるとバストをアンダーベルトで押しつぶします。下すぎるといくら寄せてもバストアップしません。自分のバージスラインにブラジャーカップの外周を合わせることがポイントです。
ステップ2:カップにバストを収める
右のバストは左手で、左のバストは右手でカップの中に手を入れ、中央に向かって寄せます。アンダーベルトがズレない程度にやさしくしましょう。難しいと思う方は、カップの上辺(ストラップの付け根)をつまみ少し揺らすだけでもカップの中にバストが収まります。
ステップ3:体を起こしてストラップを調節し、アンダーベルトを引き下げる
ストラップはバストの重さを支えています。ゆるいとせっかくフィッテイングしてもバストラインがきれいになりません。また、きつすぎると肩に食い込んで肩こりの原因になります。ストラップと肩の間に指1本を入れて、するすると動くくらいに調整しましょう。
仕上げにアンダーベルトの後ろを少し下に引いてください。
ブラジャーの前後はシーソーのようなもので後ろが下がれば前は上がります。下がっている方に力がかかるので前のバストは軽く感じてムリなく胸が張れる状態になります。バストは上を向かせてメリハリをつけましょう。アンダーベルトの後ろも上がっているのがよいと思う方もいるようですが、実は逆なのです。それぞれのブラジャーのパターンごとに違いますが、横から見たときのアンダーのラインは、水平か前よりも後ろがやや下がっているのが理想です。鏡でチェックしてみてください。
ブラジャーの正しい付け方をマスターしよう
40代以上の女性がバストアップなど補整のためにブラジャーを着用する場合、きちんとしたつけ方をしないとあまり効果がありません。
バストは年齢と共に柔らかく下垂するので、その状態にぴったりするようなブラジャーをつけてもキレイにはならないのです。
ブラジャーのカップにきちんとバストを入れ込み持ち上げ、アンダーベルトでバストの重さを支える。この状態になって初めてラクできれいなバストラインになれるのです。意識してきちんとつけてみましょう。毎日の習慣になるとめんどうではなくなります。バストインにもクセがついてくるので段々きれいになり着用感もかなりラクに感じますよ。
イラスト:ジョンジー敦子
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。