はじめまして。整理収納アドバイザーのかほです。
この資格を取ったのは今から4年前。ちょうど下の子ども(私は4人の子どもをもつ母です)が幼稚園に通い始めた頃でした。私が資格を取った時は、自分の中で「自宅を整える」「整理収納して心地よく暮らす」ことへの熱が今よりもっと高かったように思います。今はだいぶクールダウンし、自分らしい暮らし、我が家らしい暮らしについて等身大で考えられるようになってきました。
整理収納といっても、いろいろなやり方が紹介されていると思います。一般的な考えとは少し違うかもしれませんが、私が資格を取って4年経ち、一周回って気づいたことについてお伝えしたいと思います。
1.ラベルはなくても困らない
整理収納というとラベリングが思い浮かぶ方は多いのではないでしょうか。ただ、毎日の生活のなかで意外とストレスに感じるのは「読む」という作業。ラベリング無しでも何が入っているかわかる収納が一番ノーストレスだと気付きました。
ラベリングをすることによるデメリットは日々中身が入れ替わる場合にラベリングと中身が合わなくなるということがあります。
我が家はサランラップや洗剤のストックなどの収納は、中身が斜め上からみてだいたい見える収納になっています。こんな感じでラベルはないですが、自分でわかっていれば特にストレスなく使えます。
2.食品ストックはざっくり収納でOK
よくインスタで見掛けるのは、食品を種類ごとに分けて綺麗に収納している写真。確かにそのほうが在庫が把握できて一目瞭然。ですが、日々いろんな物が入れ替わり立ち代わり入ったり出たりするのが食品類。細かい分類はかえって上手くいかないこともあります。自分が管理できればざっくり収納でも構わないのです。
3.冷蔵庫に映えはいらない
いつからか「冷蔵庫収納をこれだけ頑張りました!」という写真がインスタに溢れるようになりました。私も詰め替えを一生懸命していた時期もありましたが、容器を洗う、詰め替える、ラベリング、とものすごく手間がかかると気付きました。購入した容器のまま使いきってそのまま捨てるほうがシンプルです。
4.取り込んだ洗濯物を朝まで放置したって構わない
私が家事の中でストレスに感じることが取り込んだ洗濯物の片付けです。子どもが大きくなった今、そのまま朝まで放置しても、家族はそこからバスタオルやら衣類を取っていくので、生活はまわります。
床置きが気になるならドアフックに引っかけるだけでもいいですしね。「気力・体力がある時は片付けよう」くらい、自分の中でハードルを下げてもいいと思います。
整理収納や片付けは大事なことだけれど、自分の暮らしをより良いものにするためのひとつの方法です。
まずは日々の暮らしが支障なくまわっていれば、家の中が散らかっていようが、自分たちの家なのだから何の問題もないのです。
そのことに4年経って気づきました。
インスタグラムなどのSNSで素敵なインテリアや目を見張るような整理術が投稿されているのを見て「どうして私はこんな風にできないのだろう」「私にはこんな素敵な暮らしは無理」と思ってしまう方に、ゆるく続けられる整理収納術や暮らしを楽に、ストレスフリーにする考えをお伝えできたらと思います。
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