冬場の「寝具」洗濯機にかけるだけはNG!雑菌やダニ、ニオイを“ごっそり落とす方法”

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 冬場の「寝具」洗濯機にかけるだけはNG!雑菌やダニ、ニオイを“ごっそり落とす方法”

2024.02.06

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。あまり汗をかかなくなる冬場、シーツや枕カバーは洗っていますか?洗濯してもなかなか乾かないという理由から、数週間洗っていない寝具には、見えない汚れが蓄積しています。今回は乾きにくい冬場の寝具の洗い方と、蓄積した汚れの落とし方を解説します。冬場も寝具をしっかり洗って、心地よく眠りましょう。

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冬も夏も寝具の洗濯頻度は同じ

冬は夏に比べ、シーツや枕カバーなどの寝具のお手入れ頻度が下がっていませんか?
夏と比べ、汗をかかないイメージがありますが、暖かい寝具で寝ている間、夏場と同じように汗をかいています。

人が一晩にかく汗の量はコップ一杯分
もしコップ一杯のコーヒーをこぼしてしまったら、すぐに洗濯しますよね。
でも汗の汚れは目には見えないため、汚れていることに中々気づけません。

目に見えない汗や皮脂の汚れは、雑菌やダニの繁殖、黄ばみやニオイの原因となるので、冬場でも週に1度はシーツを洗濯しましょう。

枕カバーは毎日洗うのが基本

枕カバーは毎日替えます

枕カバーは、直接肌に触れる時間が長く、汗・皮脂・よだれ・フケなど様々な汚れが付着します。
汚れた枕カバーに一晩中顔が触れていると、ニキビや吹き出物、肌荒れ、かゆみなどの肌トラブルの原因に。

下着を毎日変えるのと同じように、枕カバーは予備を用意し、毎日替えましょう。
難しい方はタオルを敷き、毎日変える方法から試してみてください!

しばらく続けると、お肌の調子が整ってくるはずです。

シーツに蓄積した汚れの落とし方

汗や皮脂は、水に溶けにくい汚れのため、洗濯機にかけただけでは汚れが残ってしまいます。襟袖が黄ばんだり黒ずんだりするのは、これが原因です。

落としにくい皮脂汚れは、お湯を使うことで繊維の奥から溶かし出すことができます。
40℃以上のお湯+洗浄力の高いアルカリ性粉洗剤で、繊維の奥に染み込んだ汚れをしっかり落としましょう!

洗濯機で簡単に【温水洗い】

洗濯機で簡単に温水洗い

温水洗い機能がなくても、洗濯機のお湯取り機能で、簡単に温水洗いができます。
お風呂場や洗面台の蛇口の下にバケツを置き、お湯を溜めて給水しましょう。

この際、アルカリ性粉洗剤を使用するほうが、皮脂の汚れがしっかり落ちます。

 

しばらく洗っていない時は【つけ置き洗い】

蓄積した汚れはつけ置き洗い出典:www.photo-ac.com

しばらく洗っていない場合、汚れが蓄積しているため、浴槽でつけ置き洗いをしましょう。

浴槽に40~45℃のお湯を張り、アルカリ性粉洗剤をよく溶かします。寝具を30分~2時間ほどつけ置き洗いし、洗濯機にかけます。

実際シーツにはこんなに汚れが溜まっている!

「そんなに汚れていないのでは?」と思っている方のために、定期的にシーツを洗っているスタッフのシーツをつけ置き洗いしてみました。
自分にとっては『慣れ親しんだシーツ』でも、他の人にとってはニオイや汚れが気になるものです。こんなに汚れたシーツで毎日眠っていたのかと、びっくりするはずです。

 

良く乾く!冬場の干し方 3つのコツ

柔軟剤を使用する

柔軟剤を使用すると早く乾きます

柔軟剤を使用して洗濯すると、洗剤だけで洗濯した時よりも早く乾きます。
無香料の柔軟剤も最近は増えているので、香りが苦手な方はお試しください。

空気に触れる面積を増やす

M字干し出典:www.irasutoya.com

干す際は2つの物干竿を使いM字に干したり、空のピンチハンガーを真ん中に入れて、シーツの間に空気の通り道を作るように干しましょう。

エアコンをかけて室内干し

エアコンの下で室内干し出典:www.photo-ac.com

曇りの日や寒い日は、外干しをするよりも乾燥した室内のほうがよく乾きます。
エアコンやサーキュレーターを使い、風に当てながら干しましょう。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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