幸福度が高くなる「3つの習慣」

カルチャー

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2024.02.03

「幸せになりたい」それは、きっと誰もが願うことですよね。 ただ、たとえば「頑張って〇〇を手に入れたら幸せ」など、自分の幸せを条件次第と捉えていると、なんだか難しいことのように感じてしまう人もいるかもしません。 ですが、幸せを「感じるもの」としてみるといかがでしょう。 実は、今の自分が持っているものやできていることなどの条件に関係なく、「ああ。幸せだな」と自然と感じられる体質は、日々の習慣によって作ることができます。 今回は、幸せを感じやすくなるためにオススメの習慣を3つご紹介します。

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1.「朝散歩」習慣で、幸せを感じやすい体に

私たちが幸せを感じる時、脳内からは「幸せホルモン」と呼ばれる物質が分泌されていますが、その中でも、気分や意欲など心の安定に関わるのが「セロトニン」です。

セロトニンが不足してくると、感情が不安定になり、イライラしたり、怒りっぽくなったりすると言われています。

そんなセロトニンの分泌を促してくれるのが、朝日を浴びることやリズム運動。朝の散歩はセロトニンの活性化にぴったりなのです。

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さらに、夜ぐっすり眠るための睡眠物質「メラトニン」は、セロトニンを材料にして作られます。朝にしっかりと太陽の光を浴びることで、睡眠の質も高めてくれるのです。

疲れがとれない、意欲も低下……。そんな状態では、せっかく今ある幸せも感じにくくなりますよね。

気軽にできる朝の散歩で、幸せをたっぷり感じられる体へと整えていきましょう。

2.「自分にOK」習慣で、幸せを感じやすい心へ

「ああ。幸せだな」と思うとき、私たちは「うれしい」「楽しい」「心地いい」などの「気持ち」を感じていますよね。

感情は、自然と湧き上がってくるもの。ですが、そんな感情を感じることにOKが出せていない、つまり感情を抑圧する癖がついているために、幸せを感じにくくなっている場合があります。

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怒りや悲しみなども、感情の一部。本当は怒っていたり悲しんでいたりするのに抑え込み続けていると、幸せな気持ちも感じにくくなってしまいます。

もちろん、怒りを誰かにぶつけたりするのはよくありませんが、自分がどんな時に嫌だと感じるのかを知ることで、逆に自分を心地よくする方法がわかりますし、悲しみを感じることで自分にとって何が大切かがわかることも。

感情をありのままに感じる自分にOKを出していくことで、自分にとっての幸せを選びやすくなりますし、同じ出来事を体験しても、幸せをキャッチする感度が上がり、幸せを感じやすくなるのです。

また、今のそのままの自分にOKが出せると、人と比べる必要がなくなります。“スゴイ誰か”のようにならなくても、幸せを感じていいし、幸せに生きていい。その許可が、幸せを感じやすい心を育ててくれるのです。

3.「あるもの探し」習慣で自分もまわりも幸せに

私たちにはもともと、ポジティブな情報よりもネガティブな情報により目を向け、記憶に残しやすくする性質「ネガティブ・バイアス」が備わっています。大昔に私たちの遠い祖先が、危険から身を守り、生き残りやすくなるために備わった原始の本能なのだとか。

この性質により、自分自身に対しても、「足りない」「できてない」などの「ない」に注目し過ぎてしまうと、不足感から「もっと何かを手に入れなければ」「もっと何かができなければ」と、「今が幸せでない」前提で考え始めてしまいます。

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だからこそ、意識して、今「ある」ものに目を向けていきましょう。

たとえば、安心して過ごせる家が「ある」、あたたかく眠れる布団が「ある」、自分にはこんな経験や知識や能力、時間が「ある」などなど、「ある」に目を向けていくことで、自然と今の自分のまわりにある幸せを味わう習慣ができてきます。

自分の「ある」に目を向けられる人は、他人の「ある」を見つけるのも上手になりますから、良好な人間関係にもつながりやすいですよね。今が幸せと思えるためには、人間関係も大きなポイント。ぜひ「あるもの探し」で、自分もまわりも幸せにしていきましょう。
 

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著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

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