思わず見ちゃう50代オトナ女子
「奇跡の50代」と言われる石田ゆり子さんの透明感に圧倒されたり、天海祐希さんの媚びない存在感に憧れたりしたことはありませんか?
20代の人気女優さんや30代のママタレ、40代の辛口コメンテーター女子とはまた違ったキャリアや人柄がにじみ出る50代オトナ女子が出演するドラマや番組を「思わず見ちゃう」って人は多いのでは?
ママ以上、シニア未満
因みに私の50代は長男の大学受験に始まり、長女の就職で終わりました。子育ては50代でフィナーレを迎えるひとが多いでしょう。
シングルなら40代ではキャリアを磨き、50代ではいよいよ責任あるポストに…といったところでしょうか。
どうしても母・妻・嫁に加えて職場での担当など、「役割」に軸足を置く傾向が強い40代を経て、ある程度の経済的、時間的余裕も手にすることができるため、それぞれが再度「自分自身」に意識をフォーカスする時期とも言えます。
突然増える「ワタシ」の悩み
40代までの悩みが子育てや職場の環境なのに対し、50代では突然!「ワタシ」自身の不調に気づき、悩みを抱えることが多くなります。そう…「化粧品ではどうにもならん!」ことに気づき美容整形やあらゆる注射を試すタイミングもこの頃かもしれません。皮膚科で気軽に受けられるのでトライする人も多いようですが、秘密にしておきたい人は、ご近所のクリニックは避けた方が無難かも。スタッフさんがママ友だったり、知り合いとバッタリ!というエピソードをよく耳するのでご用心。
もしや無限?な更年期症状
そして代表的なお悩みとして出現するのが更年期症状。ホットフラッシュや冷え、めまいや朝からの突然の不調など、その種類はさまざまです。一般に伝えられている症状以外にも多くの症状があるようです。
実は私も予想外の症状が出て内科、耳鼻科の診察を受けた後、子宮がん検診で訪れた婦人科でたまたま相談した「喉にモノがつかえたような異物感」のある症状が、ホルモン剤の処方により改善した経験があります。耳鼻科で鼻からカメラを入れて検査をしたものの「何もないよ」と言われ、途方に暮れていたタイミングだったので「まさかこれが更年期症状だったとは!」と驚くと同時にホッとひと安心しました。
婦人科受診のススメ
もしかすると50代になって現れた不調は、ほぼほぼホルモンバランスの影響と見ていいのかもしれません。不調を抱えたときには婦人科を受診してみると、気になるマンモグラフィや子宮がん検査も受けることができますし、意外な解決策が見つかるかもしれません。
「悩む」のを癖にしない
分からないことや悩み事をネットで調べる、ということは誰もが経験していることですが、辛ければ辛いほど事実と向き合うことに時間がかかる場合もありますね。ぐるぐると同じことばかりを考えてしまうのは、誰しも同じ。つい「考え続けることが癖」になっている…ということはありませんか?
まさかの占い課金問題
検索をしても納得できる答えが見つからず、思わず占いサイトに飛んで課金を繰り返した、という失敗談をママ友から聞いた時には、その悩みの深さを知り胸が痛くなりました。
いてもたってもいられず、つい衝動的にとってしまった行動であることは理解しますが、不安を解決するには自らの直接的なアクションが必要だということ、体調や精神、人間関係の悩みはお布施や課金だけでは処理できないことを覚えておきたいですね。
いいこといっぱい!50代
ちょっと上から目線だったらごめんなさい。
実は先月還暦を迎えてふと「50代、楽しかったなぁ」としみじみしたので、年を重ねることに怖さを感じている人に「大丈夫、思ったよりいいから。」と伝えたくて書いています。
一番いいのは、ママ友やご近所としかなかなか付き合いが持てなかった子育て中ママ期と比べて、ワタシ個人の人間関係を持つことができたこと。
ママ友が中心の人間関係の変化
子どものために「付き合っておかなくちゃ」な関係が無くなったことで、気の合う人、価値観の合う人、趣味の合う人、つまり好きな人とだけ付き合えるようになりました。大人って、ひっつかなくても少しご無沙汰しちゃっても、仲良くできるから、趣味や習い事、職場にジムなどで知り合った人たちと「その場にいるときだけのいい関係」を楽しむことができますよね。
わかりやすく言うと、休み時間にトイレにまで一緒に行っていた中2の友だちの逆ということかな?(余計わかりにくい?)
「人生60歳まではリハーサル」
「人生60歳まではリハーサル」
これは、日本を代表するサルサバンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスのヴォーカルを務めるNORAさんが、LIVEで仰っていた言葉です。キューバの名ミュージシャン、コンパイ・セグンドさんからNORAさんに贈られたこの言葉に、私は50代で出会って本当によかったと思っています。多少の不調がありつつも、上手くチューニングしながら動く体力はまだまだあるし、自分の時間、自分の学びや人間関係も充実させることができるのが50代。
この時代に入念なリハーサルをして、来るべき人生の本番に備える…という考えは、赤いちゃんちゃんこという謎のコスプレをする、させる日本人には無いポジティブな感覚。私からも、めでたく50代を「始めた」あなたにもこの言葉を贈ります!健やかであなたらしい50代を!