「いつも同じメニューを頼む人」が“運”を逃してしまう3つの理由

カルチャー

stock.adobe.com

2024.06.21

飲食店でメニューを選ぶときに「いつも同じメニューを頼む」タイプと「期間限定や新メニューを頼む」タイプ、みなさんはどちらに当てはまりますか? じつは、この行動から運を味方にできるかどうかがわかります。心理学や脳科学に詳しいマインドトレーナー田中よしこさんに、その理由について教えていただきました。

広告

教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

マインドトレーナー 田中よしこさん

株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。著書に『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい』(KADOKAWA)がある。

「いつも同じメニューを頼む人」が運を逃してしまう3つの理由

はじめに、オードリー・ヘップバーンの言葉をご紹介させてください。
「人生は挑戦であり、変化を受け入れることで新たな道が開ける」
この言葉は、同じメニューを頼むことが運をつかむのか、それとも逃がしてしまうかの重要な手がかりになっています。その理由を詳しくお届けします。

1.新しい経験を逃がす

このようなシーンを想像してみてください。

注文する女性出典:stock.adobe.com

食事に行った際に、Aさんは毎回新しいメニューを注文し、さまざまな料理を楽しんでいます。一方で、Bさんは「自分も挑戦してみたい」と思いつつも、新しい選択に躊躇し、いつも無難なメニューを注文します。

これは、人生においても同じ思考パターンが反映されます。ということは、AさんとBさん、どちらが運をつかむ人なのかは明らかですよね。

思考パターンが固定されてしまうと新しい刺激が少なくなり、生活が単調で退屈に感じてしまうこともあります。新しい経験は脳を刺激し、ドーパミンの分泌を促します。

たとえメニューの注文であっても、新しいチャレンジです。日常生活に新たな刺激を取り入れることができますよ。

2. 柔軟性が低下する

柔軟性が低下出典:stock.adobe.com

同じ選択を繰り返すことは、柔軟性を低下させる原因に。柔軟性の高い人ほどストレスを感じにくく、ポジティブな考え方を持ちやすいのだと、心理学者も指摘しています。

柔軟性が欠けていると適応力も下がるため、ストレスの範囲が広がります。その結果、良い運をつかむのが難しくなってしまうのです。

3. 自己成長の機会が少なくなる

新しいものへの挑戦は、自己成長にとって大きな一歩です。つまり、いつも同じメニューを頼む=自己成長の機会が少なくなるということ。新しい経験をすることで自己効力感が高まり、自信につながることが研究でも分かっています。

オフィスで会話する女性出典:stock.adobe.com

様々な経験により、脳のデータベースが増えるため、会話力や伝達力をアップさせることも可能に。さらに創造力と想像力を高める助けにもなってくれます。想像力は、問題解決の能力の向上に役立つのです。

また、新しいものにアンテナを張っておくと、日常の楽しみが増えて満足感を高められ、QOLの向上にもつながります。自分の成長のために「新しいメニューにも挑戦してみよう」と背中を押してあげてください。

新しいメニューを試すメリットはたくさん!

新しいメニューに挑戦しないことが、運を逃すことにつながる理由はお分かりいただけましたか?

新しいメニューを試してみる出典:www.photo-ac.com

新しい選択や挑戦をすることで、脳の可塑性(脳の機能回復)が高まります。これは、運だけでなく、脳の健康を保ち、学び続ける力まで養ってくれるのです。
さらなる幸運を引き寄せていくためにも、まずは新しいメニューを試してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

広告

著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告