蓄積した古い汚れは落とせる?

実際に洗う前の状態を見てみると、枕カバーは黄ばみを超えて茶ばんでおり、ヒートテックもかなり汚れが残っていました。
この茶ばみは、皮脂や汗の汚れが蓄積し、空気に触れ、酸化した汚れです。切ったリンゴの断面が茶色くなるのと同じ現象です。
加齢臭のニオイもかなり気になります。
バスタオルも、くすんでいます。でもこのようなタオルを使い続けている方は、意外といらっしゃるかもしれません。

実際に10年ものの蓄積汚れを落としてみた

普段の洗濯では落ちない頑固な汚れには、洗浄力の高い強いアルカリ性粉洗剤を使用します。
お湯に洗剤をしっかり溶かし、30分~1時間(汚れがひどい時は1晩)つけ置きをしてから洗濯機にかけます。
お皿の油汚れがお湯を使うと落ちやすくなるように、衣類に蓄積した皮脂汚れも、お湯を使う方が汚れ落ちが良くなるのです。
つけ置き洗いは、ほったらかしでOK。
夜つけて、朝洗濯機にかけるだけなので、忙しい方に取り入れてほしい洗濯術です。
つけ置き洗いの成果をチェック!
1回目のつけ置きで、30〜40分つけ置きしただけで、かなり汚れが落ちました!

さらにもう1回つけ置きをすると、ニオイも消え、見た目もスッキリ!
目に見える変化を感じることができるので、やりがいがあります。
バスタオルも完全に汚れを取り除くことはできませんでしたが、色が少し蘇り、嫌な臭いがなくなりました。

バスタオルをつけ置いた洗浄液はこんな色に! これが全部、蓄積汚れです。

なぜ真っ白に戻せないの?

洗剤は、汚れを浮かせて落とす働きをします。
しかし、古い汚れは空気に触れ酸化し、繊維に固着しているため、すべての汚れを浮かせきれないこともあります。
また、時間が経過すると繊維そのものが傷んで変色してしまうことも。これは元の色には戻せません。
バスタオルの黒ずみは、黒カビであるケースもあります。
だからこそ、汚れが固着する前にリセットするのが理想的です。
つけ置き洗いのタイミング

汚れが気になるとき、早めにつけ置き洗いをしましょう。
皮脂・汗の汚れは時間が経つと酸化し、黄ばみます。汚れが固着すると落としにくくなってしまいます。
汚れが蓄積する前にこまめに洗おう
枕カバーやヒートテックなど、蓄積した汚れや染み込んだ加齢臭も、つけ置き洗いなら簡単にリセットできます。
たまにスペシャルケアをすることで、寝具や衣類がキレイになり、気分もよくなります。
ほったらかしで良く落ちる「つけ置き洗い」で汚れを徹底リセットしてみませんか?
▶︎ もっと詳しく知りたい方は動画もご覧ください
                        
                            