1.「キシキシ」鳴る音
エアコンを運転しているとき、「キシキシ」「ギシギシ」と聞こえる音。これは、室内機の内部にあるプラスチック部品が温度変化で膨張・収縮し、こすれ合って引き起こされるものです。
冷暖房の切り替え時や、運転開始直後に発生することが多く、特に冬場の暖房運転中に多く見られます。放っておいても故障ではないケースがほとんどですが、音が大きくなったり、異常な振動を感じるときは、念のためメーカーサポートに相談してみましょう。
2.「パサパサ」鳴る音
室内ではなく、外から「パサパサ」「サーッ」という音が聞こえることがありませんか?
これは、室外機のファンが回転するときの風切り音や、回転数が変わるときの音であることが多いです。
室外機のファンがまわるスピードは、気温によって調整するため、回転音は一定ではありません。変化するときに音が発生するため、正常な音のひとつです。
雨の日や風の強い日には、周囲のゴミや葉っぱが当たって音を立てることもあります。こういった周囲のものが原因の場合は、室外機まわりをお手入れすると改善しますよ。
3.「ポタポタ」水が落ちる音
冷房を使っているときに「ポタポタ」「チョロチョロ」と聞こえるのは、結露水がドレンホースを通って外に流れている音です。これはエアコンがしっかり除湿している証拠。エアコンが稼働するうえで、正常な運転音です。
ただし、室内から水漏れが見られたり、音とともに異臭がしたりする場合は要注意。排水経路が詰まっている可能性があります。
こうなるとエアコンの運転にも支障が出るため、早めに点検・修理を依頼しましょう。
4.「ウィーン」という機械音
最近のエアコンには自動フィルターお掃除機能がついているものがあります。この機能が動作しているとき、「ウィーン」「ガガッ」といったモーター音が数分間続くことがありますが、これも心配いりません。
フィルターを自動でブラシが掃除している音なので、そのまま見守りましょう。
エアコンの音は正常なものもある
エアコンから聞こえる音の多くは、機械が頑張って働いている正常なサイン。ただし、「ガタガタ」「キーン」などの大きな異音や焦げたような臭いをともなう場合は、すぐに使用を止めてメーカーや販売店に相談しましょう。




