ワイパーの寿命は……?
車のワイパーは消耗品です。使っていくと、経年劣化で徐々に水切れは悪くなります。
寿命は、「ワイパーゴム」部分と骨組みである「ブレード」部分それぞれで異なります。目安を把握しておきましょう。
・ワイパーゴム……半年~1年
・ブレード……1~2年
ブレードは比較的長く持ちますが、ガラスに直接触れるワイパーゴム部分は半年ほどで劣化する場合も。使用頻度が少なくても、夏の強い日差しや冬の寒さで少しずつ傷みます。
「車検のタイミングでいいや……」と先延ばしにするのではなく、定期的にセルフチェックを行いましょう。
「ワイパーゴム」の換えどき
「ワイパーゴム」は、交換時期を逃しやすいため注意が必要です。そもそも寿命が短く、次のような“症状”が見られたら安全に走行するためにも早めに買い換えてください。
ブレード部分は、ワイパー自体の動きに不具合が出たら交換を検討しましょう。
水滴が残る
雨の日にワイパーを動かしても、ガラスに水の筋が残ったり、白くモヤっとした跡が消えなかったりすることはありませんか? これは、ゴムが硬くなってガラスにうまく密着していないことが原因です。
「まあ見えるからいいか」と思ってしまいがちですが、突然の大雨では一気に視界が悪くなることも……。
「ビビビ」という音がする
ワイパーを動かすと、「ビビビ」「ガガッ」といった音がすることがあります。これはゴムが劣化しているサイン。音が気になるだけでなく、フロントガラスを傷つける原因になることもあります。
このように、少しでも「拭き筋が残る」「異音がする」といったことがあれば、先延ばしにせず早めに交換を考えた方が安心です。
ワイパーは小さくても大事な安全対策
ワイパーは目立たない存在ですが、雨の日の安全には欠かせません。しかし、毎日使うものではない分、交換のタイミングを逃しやすいパーツです。
定期的に状態をチェックして、動きや機能に違和感があれば早めに買い替えを検討しましょう。
※ワイパーの交換時期は、使用頻度や保管環境(直射日光、雨雪の多い地域など)によって異なります。拭き筋やビビリ音などの症状が出た場合は、期間に関わらず早めの交換をおすすめします。


