洗ったのに濡れると臭う…。「見た目がキレイなタオル」でも不衛生?意外な落とし穴

掃除・暮らし

2026.02.21

洗濯研究家の平島 利恵です。 柔軟剤を使って、ふわふわに仕上げたタオル。なのに、濡れるとなんだか臭う……そんな経験はありませんか? 実はその原因、柔軟剤の使い方にあるかもしれません。今回は、ふわふわタオルに潜んでいた意外な落とし穴についてお伝えします。

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柔軟剤は「汚れを落とすもの」じゃない

柔軟剤は汚れを落とすものではない

柔軟剤を使うと、いい香りでふわふわ。なんとなく「キレイになった」気がしますよね。最近は消臭効果や抗菌効果を謳う柔軟剤も多いので、「これで清潔になっている」と思っている方も多いかもしれません。

でも実は、柔軟剤は汚れを落とすためのものではありません。洗剤がシャンプーの役割なら、柔軟剤はコンディショナー。柔軟剤は、繊維の表面をコーティングして肌触りをよくするためのアイテムです。汚れを落とす洗剤とは役割が違います。

実はタオルには汚れが残りやすい

タオルには汚れが残りやすい

「洗濯してるから汚れは落ちてるでしょ?」と思いますよね。

でも、身体を直接拭くタオルは、皮脂・汗・角質などの汚れが繊維に絡みつきやすいアイテム。パイルがループ状になっているため、汚れが奥に入り込んで残りやすい構造でもあります。

見た目はキレイでも、実は汚れが残っている状態で柔軟剤を使うと、汚れごとコーティングして閉じ込めてしまうことに。閉じ込められた汚れをエサに、雑菌が繁殖。乾いている間は気にならなくても、濡れると雑菌が活性化して、あのモワッとしたニオイが発生するんです。

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柔軟剤の使いすぎで「吸水性」も低下

吸水性が低下したタオル出典:stock.adobe.com

タオルに柔軟剤を使いすぎると、もうひとつ困ったことが起こります。

柔軟剤のコーティングが繊維に蓄積すると、水を吸いにくくなるんです。「最近、体を拭いても水が残る」と感じたら、柔軟剤の使いすぎが原因かもしれません。

さらに、吸水性が落ちると洗濯のときにも洗剤や水が繊維の奥まで届きにくくなります。すると汚れが落ちにくくなり、さらに汚れが蓄積して不衛生に……という悪循環に。

タオルには柔軟剤を使わない、という選択もおすすめですよ。

臭う・吸わなくなったら「つけ置き洗い」でリセット

タオルのつけ置き洗い

「ニオイが気になる」「水を吸わなくなってきた」と感じたら、つけ置き洗いで蓄積汚れをリセットしましょう。

実際、香りビーズと柔軟剤を使い続けていた、スタッフのタオルをつけ置き洗いしました。一見キレイで、いい香りがする。でも、濡れるとモワッと臭うことに悩んでいたそうです。

40℃前後のお湯にアルカリ性の粉末洗剤を溶かし、タオルをつけ置きすると……

柔軟剤でコーティングを重ねたタオル

驚いたのは、目にしみるほどの香料の香りが漂ってきたこと。繊維にこんなにも香料が蓄積していたんです。アルカリ性の粉末洗剤は、皮脂汚れだけでなく、蓄積した柔軟剤のコーティングも落としてくれます。

詳しいやり方は、こちらの動画でも解説しているので、タオルのニオイが気になる方はチェックしてください。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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