重ね煮のおさらい
重ね煮とはひとつの鍋の中でたくさんの野菜を重ねてベースを作り、それを使っていろんな料理を簡単に作ろうという調理法のこと。
作った重ね煮は、冷蔵庫で5日位保存出来て、使いたいときに使いたい分だけさっとアレンジできます。先に火を通しているので時短料理になるうえに、たくさん作って使う分だけ取り出せるので、使い勝手が最高なんです。
とうもろこしとピーマンの重ね煮
今週も夏野菜、ほろ苦いピーマンを使った重ね煮。良薬は口に苦しの通り、苦みにはたくさんの効能があるそうです。
苦いものを食べると胃が活性化して活発に動き出し、消化力が上がります。さらに毒素や脂肪をこすり取る効果もあるそうで、身体のデトックスを力強くサポートします。また、身体の余分な水分を取り熱を下げる効果も。食欲不振や熱が溜まる夏にはありがたい食材です。
とうもろこしのような甘いものと合わせて重ねることで食べやすくなり、ほっと落ち着いた心身でいられます。夏の重ね煮の必需品ですね。
【材料】
にんじん・・・・100g みじん切り
玉ねぎ・・・・・150g 粗みじん切り
とうもろこし・・1本 そぎ落とし
ピーマン・・・・150g 5mm角
きのこ・・・・・100g 粗みじん切り
【作り方】
①基本の重ね煮を参考に、上記の順番で重ね煮をしていきます。
②いい香りが立って、人参に火が入ったら出来上がり。
③優しくかき混ぜてタッパーに移し、冷めたら冷蔵庫で保管する。
美味しくするワンポイント
とうもろこしとピーマンが同量位入れて重ねると、甘みと苦みが絶妙に合わさってうまみが増します。
重ね煮アレンジ① サルサソース
【材料】
とうもろこしとピーマンの重ね煮・・・80g
トマト・・・・・・・・・・・・・・・40g 5mm角切り
(調味料)
タバスコ・・・・・・2g
レモン汁・・・・・・8g
オリーブオイル・・・20g
パクチーかハーブ・・2g位みじん切り
塩・・・・・・・・少々
【作り方】
①調味料を合わせておく。
②材料に①を合わせ、塩で味を調整する。
③フライやサラダなどにかけていただきます。
※市販のサルサソースに重ね煮を混ぜるだけでもOKです。
重ね煮アレンジ② 卵スープ
【材料2人分】
とうもろこしとピーマンの重ね煮・・・150g
卵・・・・・・・・・・・・・・・・・1個 溶いておく
水・・・・・・・・・・・・・・・・・400ml
【調味料】
野菜ブイヨンのもと・・小さじ2
ごま油・・・・・・・・小さじ1/2
塩こしょう・・・・・・少々
【作り方】
①鍋に水を沸かし、重ね煮と調味料を入れる。
②少し煮たら、弱火で玉子を少しずつ流し込み、塩こしょうで味を整える。
③ネギなどお好みの薬味をのせる。
重ね煮アレンジ③ ツナマヨ
【材料】
とうもろこしとピーマンの重ね煮・・100g
ツナ・・・・・・・・・・・・・・・・60g
(調味料)
マヨネーズ・・・40g
塩・・・・・・・小さじ1/4
こしょう・・・・少々
【作り方】
①重ね煮もツナも水分をよく切っておく。
②調味料と合わせて出来上がり。
③サンドウィッチやサラダなどでいただきます。
まとめ
みじん切りがベース重ね煮は、アレンジが更にしやすいです。チャーハンなどの炒め物もそうですが、ごはんに入れて混ぜご飯や、お好きなソースに絡めて食べるソースにも。そのまま餃子の具にしてチーズ入りの揚げ餃子なんかもお勧めです。僕は卵かけご飯なんかにも入れてしまいますね。
目にも楽しい夏の重ね煮。ぜひいろいろと試してみてください。
山田 直
ヨガ講師・自然食料理人。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。
現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。
Instagram@hituji_nao
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