【勝間和代x川村真木子】母親になってから窮屈だと感じたことがある人へ。

ライフスタイル

2020.08.26

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お金をかけなくても、家事のアウトソーシングは可能!

川村:そもそも人にお金を払って家事をしてもらうことに躊躇する人が日本には多いんでしょうね。

私は20年間ずっと減速することなく働き続けてきて、家事のアウトソーシング(外部に委託)をいかにやるかということが大きなテーマでした。20代早々にシングルマザーになったことも理由の一つです。大黒柱として働き続けるには、時間も体力も足りなくて、家事をアウトソースするしかありませんでした。親戚のお姉さんやママ友、幼稚園の先生などに、子供の教育係になっていただいたり、ご飯を作ってもらったり。そういったことを単なるお願いとしてではなく、お仕事として依頼をしました。それ相応にお金はかかりましたよ。
ですがお金をそんなにお金をかけなくても、工夫すればアウトソースは可能だと思います。

勝間:そうですね。今は家電も進化しているので、家電にも任せられることが増えました。
家事代行の方に毎日来てもらわなくても、週に何日かだけお願いするのでも良いですね。
今なんかは私が家にいるので、家事代行の方には週1回来てもらって、他は便利家電を駆使していますよ。

川村:週に1回だけ家じゅうお掃除してもらうとかね。どんどん利用したらいいと思うんですよ。日本では、家事をアウトソースすることを、「主婦がするべき」とか「外注するなんて、母親なのに怠けている」って思ってしまう人が男女ともに多い気がします。

勝間:まだまだ多そうですね。そこはコスパで考えればいいんじゃないかしら。
家事を時給にすると2000円前後が相場だと言われています。つまりパートタイムで働くより時給が高いことになります。すると「スーパーマーケットでパートタイムで働くぐらいなら、自分で家事をやったほうがいい」という判断基準を無意識に持ってしまい、働きに出ることを止めてしまう人もいます。
それはそれで正しい判断です。ですが、最初はわりに合わなくても、キャリアは続けるからこそついてくるものでもあるので、もし自分が将来的に時給5000円とかそれ以上を稼ぐことができるためなら、投資と思うのも一つの考え方なはずです。

アウトソースできることはアウトソースし、自分が持つ能力を生かしてしっかりと稼ぐことに焦点を当てたほうがいいと思いますよ。

川村:男性側がその壁を超えられるか……(笑)
実際アウトソーシングを旦那さんに相談したら「1回いくらかかるの?だったら俺がする」と言われて、反対されたりしてね。

勝間:たしかに日本では、そんなやりとりが結構ありそうですね。そういう会話になった場合、旦那さんの発言された言葉を書き残しておくことをオススメします。
「この家事と、この家事は自分がやります。1ヵ月やらなかった場合は、アウトソースします」というように具体的に書き記しておくのです。そうしておけば、その約束が守られなかったら次の一歩、つまり家事のアウトソースを始めるきっかけになりますよね。

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