家庭用にはどんな種類の包丁がおすすめ?
出典:www.kai-group.com▼三徳包丁
野菜、魚介、肉などあらゆる素材に使用できる。
基本的な調理作業を1本でこなせる万能包丁。
(写真は、貝印株式会社『関孫六 わかたけ 三徳165mm』)
出典:www.kai-group.com▼牛刀
刃渡りは180〜400mmと幅があり、長めのものは肉を切るのにちょうどいい。
一般的に“ナイフ”“シェフズナイフ”と呼ばれている。
(写真は、貝印株式会社『関孫六 わかたけ 牛刀180mm』)
出典:www.kai-group.com▼ペティナイフ
刃渡りが100mm程度と短いものが多い。果物のヘタ取りやじゃがいもの面取りなど、
手持ちの作業や細かい飾り切りなどに適している。
(写真は、貝印株式会社『関孫六 わかたけ ペティ120mm』)
林さんが研ぎサービスで出会う包丁は、上の写真にある3種類、三徳包丁・牛刀・ペティナイフのいずれかであることが多いそうです。どれも包丁の両側に刃がついている「洋包丁」。片側だけに刃がついた「和包丁」は、魚をさばくときに使う出刃包丁を見かけることが多いといいます。
では、包丁を選ぶときは、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか? 林さんが挙げたのが、次の3つのポイントです。
自分にあった包丁の選び方
① 使いたい目的に合っているか
② 自分の体格・手の大きさに合っているか
③ 料理に対する価値観がマッチしているか
「“この食材はこの包丁で切らなきゃダメ!”という決まりはありません。ご自分の道具ですから、自由に使っていただけたらと思います。ただ、包丁はそれぞれの目的にあわせた構造をしています。極端な話、魚をさばくのに適した出刃包丁で、日常的に野菜や肉を切ってもいいのですが、重量感があり、ちょっと重いと感じるので、現実的ではありません。日常的な万能包丁としては、三徳包丁や牛刀が目的に合っているとは思います。
②も重要なポイントです。たとえば手の大きな人が小さなサイズを選ぶと、包丁を握ったときにまな板に手があたることがあります。
そして③は、私たちが包丁をおすすめするときにひとつの指標として最近お伝えしていることです。仮説ではありますが、意外と的を得ている部分もあるのかなと感じています」(林さん)
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