ペット飼いが急増する中で読んでほしい本とは?
自粛期間中に犬や猫などペットを家族に迎える人が増えた、という話は、みなさんもニュースなどで多く耳にしたかと思います。
ところが悲しいことに、自粛解除とともに何らかの事情でペットを簡単に手放してしまう人たちも少なからずいるという現実があるのです。
今回の5選は、この問題を「動物愛護期間」中にぜひ考えていただきたいという『にゃんこ堂』姉川さんの想いがこめられています。
※以下、姉川さんレビューです
1.『なまえのないねこ』
「誰にも“名前”をつけてもらったことがない……、ひとりぼっちの猫。
ぼくが欲しくて、欲しくて、探していたものは ~そうだ。わかった。ほしかったのは……~。
読んだ後ハートの奥が幸福感で満たされる、大人の猫好きからも支持されている1冊」(姉川さん・以下同)
2.『大事なことはみーんな猫に教わった』
「谷川俊太郎さんの名訳で贈る、大人のための絵本。
無理せず、頑張らずに、幸せな日常を手にいれる……。えっ、こんな方法でいいの!? はい、こんな方法でいいんです。
新しい時代にぴったりな生き方が分かる1冊♪」
『大事なことはみーんな猫に教わった』(径書房)1540円(税込)
3.『いぬと話すねこと話す』
「動物の声を聞く=自分の感度を高め、周波数を良好に保つということ。
目的は愛猫や愛犬の声を聞くことですが、その過程で感覚を飛躍的に研ぎ澄ませていくため、結果的に飼い主の人生が好転!そしてペットの幸福度も増し増しに♡」
4.『猫と暮らしている人のやさしくわかる防災と避難』
「災害時はもちろん、日常でも役立つ知識を身につけられる!
~災害が発生したら、人頼みは危険!飼い主のサバイバル力で愛する猫を守る~
災害発生直後から6時間ごとに分けシチュエーション別で解説」
『猫と暮らしている人のやさしくわかる防災と避難』(ナツメ社)1,430円(税込)
5.『おじさんと河原猫』
「多摩川の河川敷に住む猫たちと、猫たちを守り続けたおじさんたちのリアルストーリー。
過酷な環境で懸命に生きる猫たちに、欠かすことなく手を差し伸べる姿と……。与えてもらった温もりに、そっと応え続ける猫たちの姿に、思わず涙腺が崩壊。
自分にとっての“動物愛護とは”を改めて考えるきっかけになる1冊」
秋の夜長は猫本読書にふける……
「神保町 にゃんこ堂」姉川さんにさまざまな猫本を紹介していただきました。どの本も読みごたえがありそうで、秋の読書にぴったりのセレクトです。
「猫本をもっと読んでみたい!」という方は、ぜひ書店を訪れてみてはいかがでしょうか?
猫本専門 神保町にゃんこ堂
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-2 姉川書店内
TEL:03-3263-5755
営業日:平日10:00-20:00/土・祝11:00-18:00
取材・文/櫻井れき
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