5人中1人が「パートナーの加齢臭」が気になっている!?意外と気付きにくい自分のニオイ
デリケートな「加齢臭」の悩み、親しい友達にもなかなか相談できないという人も多いのでは。ラムズ・マークス株式会社が35歳以上の男女を対象に行った「加齢臭」に関するアンケート調査によると、「ご自身の”加齢臭”が気になったことはありますか?」との質問に「はい(50.1%)」と「いいえ(49.9%)」と答えた人がそれぞれほぼ半数という結果でした。自分自身のニオイには気付きにくいという現実がよくわかりますね。
さらに「加齢臭」が気になるシーンをたずねたところ、「汗をかいた時」が72.4%と最も多く、次いで「起床時の枕やパジャマのにおい(47.4%)」「夕方以降の時間帯(26.5%)」「パートナーや子どもに指摘されて(16.6%)」などが続きました。
自分のニオイにはノーマークになりがちな「加齢臭」ですが、パートナーの本音も気になるところ。「パートナーの”加齢臭”が気になったことはありますか?」とのアンケートでは、「はい」と答えた人がなんと24.4%。ほぼ5人中1人という高い確率でした。旦那さんに「もしかして私ってクサイの?」と、たずねてみたくなった人も多いのではないでしょうか。
ちなみにどのようなシーンでパートナーの「加齢臭」が気になるのか尋ねたところ、「起床時」が33.5%と最も多く、「帰宅時(29.8%)」や「就寝時(20.6%)」などの回答も。「常に気になる(28.3%)」と言われてしまうと、さすがにショックですよね。生活を共にする家族の鼻は誤魔化せないぶん、油断することなく自分自身のニオイに対するケアも意識したほうがよさそうです。
加齢臭のメカニズムを知っている人は半数以上!
「加齢臭」がなぜ発生するのか……、そのメカニズムを知っていれば、正しいニオイケアにチャレンジできそうですよね。では実際に「加齢臭の発生メカニズムをご存知ですか?」と質問したところ、「知らない(51.0%)」と答えた人が最も多い結果になりました。
さらにメカニズムがわからない分、「加齢臭専用のニオイ対策はしていますか?」との質問に、「はい」と答えた人はたったの16.8%。例えば汗を抑える制汗剤などを使ったニオイケアをしている人も多いと思いますが、基本的なニオイのメカニズムとはまた異なるのが「加齢臭」。加齢臭専用の対策を考えないと、残念ながら根本的な予防にはなりません。
「加齢臭」を発生させるニオイ成分って?
いわゆる「中年」と呼ばれる年代に差しかかると、本格的に発生し始める「加齢臭」。枯れ草のようで青臭い、また古い油のような特有のニオイが特徴です。このニオイの原因物質は「ノネナール」と呼ばれ、皮脂に含まれる成分が皮膚常在菌によって分解・酸化した結果、発生する体臭成分。歳を重ねることで皮脂中の成分が変わり、若い人にはほとんど存在しない脂肪酸が増加することで起きる現象だといわれています。この「ノネナール」が中高年のポロシャツからのみ検出されたという検証データもあり、加齢臭が「オジサン臭」と呼ばれてしまうのも納得ですね。
季節関係なく1年を通じて分泌され、皮脂から発生するせいで水に溶けにくいので、入浴やシャワーなど外からのケアだけでは簡単に落とせない厄介な「ノネナール」。ちなみに加齢臭が発生しやすい部位は上半身に多く、おもに頭・耳裏・首まわり・背中・脇の下など。枕や着ていたシャツが「クサイ」理由がよく分かりますね。
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